今から130年余前のこと、築城から270年を経た熊本城に一大異変が起こりました。
明治10年(1877年)2月19日午前11時頃、熊本城本丸の一角から突然炎が燃え上がり、天守閣をはじめ本丸御殿などが焼失しました。
平成19年、築城400年を迎え、その記念事業として本丸御殿が復元されました。
本丸御殿は行政の中心になる建物で、藩主の対面の場などに用いられる格式高い建物です。
今度の再建は、江戸時代の詳細な絵図や各種文献、消失前の古写真などを資料にし、平成15年に着工し、20年に竣工しました。
地下1階、地上3階建て、東西78m、南北31m、高さ14.6mと大きな建造物です。
障壁画や天井画も見事に復元されていました。
最後の写真の小冊子は、熊本城内で売られている「熊本城みてある記」です。
ここから天守閣はすぐ目の前です。