いつの日か、童画の王様と呼ばれている武井武雄さんの「イルフ童画館」に行きたいと思っていました。
10月2日の朝、広島から名古屋まで新幹線で、名古屋から塩尻まで特急で、塩尻から岡谷まで普通で5時間余りをかけて、出かけることができました。
旅のお供は、広島駅で買った「山のお弁当」、なるべく地元産の食材を使い、揚げ物のないお弁当で、売り上げ金の一部が広島山岳連盟に渡されるとのことでした。
岡谷駅の構内では、武井武雄さんのラムラム王の看板が迎えてくれました。
ブロンズ像の下にはめこまれていた駅の説明プレートで、古くから栄えた駅だということがわかります。
駅の正面は鄙びた風情ですが、南口への連絡通路はびっくりするほどの現代的なものでした。
帰り道、ちょっと道を間違えて遠回りをしたので、南口に着いて、こちら側に渡るために通って、それがわかりました。
この日泊まったホテルは駅から徒歩1分のビジネスホテル、道路のマンホールのふたのデザインが、岡谷市の花つつじでした。
ホテルに荷物を置いて、タクシーで諏訪湖へ、行ってみることにしました。
御神渡りでも知られる諏訪湖は、私にとって伝説の物語を思い起こさせてくれるちょっと憧れの場所、昔は水がきれいだったそうですが、今はすこし濁っています。
この日は風が強く、波も立って、メイのスカートも風をはらんでいます。
諏訪湖に1つだけある水門、釜口水門がすぐそばにあり、
そこから天竜川に流れていました。
湖から川に沿って遊歩道が整備されています。
タクシーの運転手さんが親切にいろいろ説明してくださり、ところどころで写真を撮りながら、岡谷美術考古館まで連れて行ってもらいました。
岡谷美術考古館は、イルフ童画館のすぐ近くで、一帯はイルフ館とか、童画通りとかの名前がついていて、武井武雄さんの鳥をデザインした街燈や、
銀行の壁面装飾なども見ることができました。
明日は、岡谷美術考古館の館内を紹介します。