ちろりんさんから「大田の観光 村岡花子と大森」のリーフレットをいただいていました。
体力があれば、何か所か廻ってみたかったのですが、すこし疲れていたので、駅の近くの1か所だけを選ぶことにしました。
そこで選んだのが花子さんも御用達だったという守半海苔店です、嫁も行ってみたかったと意見が合って、10月8日、プリメーラから足を伸ばしました。
JR大森駅で下車したのがお昼を過ぎていたので、商店街入口のお蕎麦屋さんで新蕎麦を食べてから、商店街を歩いて行きました。
老舗らしい店構えのお店に着くと、毎年10月の2週は全店内の商品が2割引きのセールとのことで、ラッキーでした。
店先では店員さんが焼き海苔作りの実演中で、1枚1枚手あぶりするようすを見せてくださいました。
美しい熨斗包装、こんなのをいただけたら、うれしいなぁと写真を撮らせていただきました。
買ってきた焼き海苔、ここの海苔のカットはよその長方形とちがい9等分の正方形です。
良質な品質を追及し続けている老舗ですが、特別高価ではありません。
さらっとした口当たりで、やさしくふわっとした香りが広がるおいしい海苔でした。
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世界中の人に愛される「赤毛のアン」の物語が日本語に翻訳されたのは、花子さんの暮らした大森の自宅でした。
太平洋戦争末期、空襲に見舞われる大森の街、灯火管制の細い明かりの下での翻訳作業、避難するときもアンの原稿を抱えて走ったそうです。
「イルフ童画館」では、武井武雄さんと村岡花子さんが、子どもの本作りのための会合でごいっしょの写真も見ることができて、おふたりのつながりも知ることができ、うれしい旅となりました。