真剣な目・目。
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「春になったら苺を摘みに」梨木果歩著 新潮文庫![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/book.gif)
パールが来てから、ゆっくり本を読む時間がなかったのですが、ようやく一冊読み終わりました。
これは、「西の魔女が死んだ」や「りかさん」の著者、梨木果歩さんのエッセイです。
軽快なタイトルがついていますが、これは著者がイギリスに滞在していたときに知り合った人々を通じて、異文化コミュニケーションについて考察している本といえます。さまざまな国籍の人、いろいろな文化をもつ人が登場し、すばらしい筆力によって、その外見、行動、人となりがくっきり描き出されます。そこに生ずる軋轢やトラブルも、さまざま。主要人物である下宿先のウエスト婦人の「理解できないが受け入れる」という信条がずっと流れています。
風景や情景、人々が詳細に描写され、面白く読めますし、ときには、日常を深く生き抜くことはどこまで可能なことなのか、というような心理的な深い考察も織り込まれています。
カナダのプリンスエドワード島を訪問したときの話にでてくる、「赤毛のアン」の作者モンゴメリが人種差別主義者の一面もあった、という記述はちょっと驚きましたが、考えてみればそれはあり得ることだなと思います。
アーサー・ランサムが好きな私は、イギリスの湖沼地方は行ってみたい地のひとつで、そのあたりの描写が印象的でした。
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パールが来てから、ゆっくり本を読む時間がなかったのですが、ようやく一冊読み終わりました。
これは、「西の魔女が死んだ」や「りかさん」の著者、梨木果歩さんのエッセイです。
軽快なタイトルがついていますが、これは著者がイギリスに滞在していたときに知り合った人々を通じて、異文化コミュニケーションについて考察している本といえます。さまざまな国籍の人、いろいろな文化をもつ人が登場し、すばらしい筆力によって、その外見、行動、人となりがくっきり描き出されます。そこに生ずる軋轢やトラブルも、さまざま。主要人物である下宿先のウエスト婦人の「理解できないが受け入れる」という信条がずっと流れています。
風景や情景、人々が詳細に描写され、面白く読めますし、ときには、日常を深く生き抜くことはどこまで可能なことなのか、というような心理的な深い考察も織り込まれています。
カナダのプリンスエドワード島を訪問したときの話にでてくる、「赤毛のアン」の作者モンゴメリが人種差別主義者の一面もあった、という記述はちょっと驚きましたが、考えてみればそれはあり得ることだなと思います。
アーサー・ランサムが好きな私は、イギリスの湖沼地方は行ってみたい地のひとつで、そのあたりの描写が印象的でした。
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