平成31年4月13日に神奈川県横浜市青葉区の青葉公会堂で
公益社団法人日本吟道学院公認修神会(会長高橋龍正)春季吟道大会が開催されました。
今回紹介します吟詠は、大陽日酸京浜教場河合志城さん独吟「貧交行 杜甫」です。
詩文は以下の通りです。
貧交行 杜甫
手を翻せば雲と作り 手を覆せば雨 紛々たる軽薄何ぞ数うるを須いん
君見ずや管鮑貧時の交 此の道 今人棄てて土の如し
詩のこころ
貧交行とは「貧しき中の交わりの歌」のことです。
「管鮑」とはつまり管仲と鮑叔の二人のことです。管仲は斎の恒公に仕えて宰相にまで出世しました。
級友の鮑叔は相変わらず貧乏でありました。
この二人の交友は理想的な友情として古くから言い伝えられています。
河合志城さんの吟詠を、じっくりとお聴き下さい。
最後まで、お聴き頂きありがとうございました。
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