秋の季語による「庚」韻の創作第3作目です。
長崎空港天正遣欧少年碑涙(仄起式「庚」韻)
遣欧石碑暗涙生 大和羅馬断腸声
時論逆順禁基督 西海秋懐無限情
読み下し分は下記の通りです。
長崎空港にて天正遣欧少年碑に涙す
遣欧の石碑 暗涙生ず 大和より羅馬(ローマ) 断腸の声
時論逆順 基督(キリスト)を禁ず 西海の秋懐 無限の情
「詩の心」は次の通りです。
私の故郷は長崎県大村市で長崎海上空港があります。
空港に降りると天正時代ローマに派遣された四聖人碑があります。
日本からローマに向け夢多き少年の断腸の声が聞こえます。
ローマから帰国した時、世情は逆転、キリスト教禁止令が発布されています。
秋の西海にて想うに、彼らの功績・勇気を無限の情と感じます。
私は偉大な聖人を生んだこの大村市が大好きです。
以上です。またお会いしましょう。
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