前回ブログでは平成27年10月18日創立50周年修神会吟道大会のオープニングを
紹介しました。
本日はその修神会吟道大会出演番号67番目の一こまを紹介します。
公益社団法人日本吟道学院認可修神会市ヶ尾教場(横浜市)の
皆さんによる構成吟「鐘山即事 王安石」です。
第六部構成番組「漢詩歴史探訪~悠久の詩情を詠う~」の一こまです。
西暦960年中国宋王朝の時代、文治主義を統治方針とし、科挙の門を広げたことで
高官の中に優れた詩人が生まれました。「王安石」も逸材の一人です。
王安石は宰相の地位まで至り時弊を批判する詩を多く書き、その後失脚し
鐘山に隠棲すると詩篇は一変し、私心のない絶句は宋代随一とされています。
終日、鐘山と対峙する詩人の心境を詠いあげた「鐘山即事」をお聴き下さい。
ではお楽しみ下さい。
鐘山即事 王安石
潅水声無く 竹をめぐって流る
竹西の花草 春柔を露わす
茅えん相対して 座すること終日
一鳥鳴かず 山更に幽なり
youtube登録動画をお楽しみ下さい。
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