当ブログは、数年前の秋田県藤里町の畠山鈴香事件について、ほぼ断定的に
『冤罪事件である』 と云う立場から多くの記事を書いてきた。
“任意”で16時間の取調べで“自供”?
秋田小1児童殺害事件-第1回
JUNSKY blog 2006 - 2006年6月5日
当初は、少数派だったが、『冤罪』を疑う人々は次第に増えていった。
しかし、畠山鈴香容疑者は自らの『子殺し』の真犯人として服役している。
私は、今も冤罪であると思っている。
藤里事件 畠山被告の上告取り下げで無期懲役確定
秋田小1児童殺害事件-第109回
JUNSKY blog 2009 - 2009年5月19日
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さて、昨日逮捕された、札幌カセットボンベ爆発事件の容疑者である。
私は、これもニュースを聞いてすぐさま『誤認逮捕である』との印象を受けた。
もちろん、まだ判決が下った訳ではなく、警察が犯人としただけである。
私が、詳しい情報に接するまえに『誤認逮捕である』との第一印象を受けた
その根拠は以下の通り。
① 数十時間に亘る連続取り調べで自白を強要している。
⇒ 4月26日~30日まで、述べ5日間 連続取り調べ。自供させる目的のみ!
畠山鈴香を自供させるまで16時間掛けて行った取り調べより長い! でも否認。
② しかし、容疑者は「知らない」と言っている。
マスメディアは『容疑を否認』と云う言い方で、いかにも容疑者との扱い。
③ 容疑者が日常使用している自家用車が防犯カメラに映っている。
⇒ これは「反証」として決定的!
何故かと言うと、こんな凶悪犯罪を実行する時に自家用車を使う
バカは居ない。 すなわち、犯行に使用した可能性は極めて少ない!
④ 家宅捜索で自宅からカセットボンベが出てきた。
⇒ 今どき、大抵の家庭でカセット・ボンベなどは持っているだろう。
鍋物をする時など、カセットボンベを使うのは今どき定番であるし、
大体「防災グッズ」として、準備を推奨されている。 我が家にも有る!
⑤ 容疑者自宅 現場から500メートル
⇒ 見方を変えれば、現場から500m半径の世帯は全て容疑者に成りうる!
何千人住んでいるのだろうか?
だれでも犯人にでっち上げられるし、警察には何の反省もためらいも無い!
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しかし、本人は「知らない」と言っていると警察も発表しているのに、
実名で容疑者として報道するマスメディアの警察追随には呆れかえる。
結局マスコミが『真犯人を造る』と云う、『藤里町事件』や『毒入りカレー事件』
と同じ轍を踏んでいる。
最近では、インターネット脅迫事件という勇み足があったばかりなのに。
その都度「反省の弁」とか「報道検証」とかしているのに、次の事件が起こると
『元の木阿弥』になり、全くその『反省』が活かされない!
以下の記事を読んでも、どういう関わりが明瞭になって逮捕されたのかは
一向に解らない。 事件の状況を書いて、本人は否認しているが逮捕された
と云うだけの記事である。
マスメディアとして裏付け調査した上で確信を持って実名報道している訳では無い!
以下の記事では容疑者名としてマスメディアが実名表示した部分を
○○容疑者としていますが、一つの記事の中に一度出てくれば
済む処を、何度も何度も実名を記載することで視聴者・読者の印象を『真犯人』
と思う方向へ誘導している。 短い記事なのに・・・
文節ごとに「○○容疑者は・・・」と書いている!
記者は、それが自分や家族の名前だったらどう感じるのだろうか?
防犯カメラに容疑者の車=爆発前後に現場付近で―札幌ボンベ事件・北海道警
(時事通信) - 2014年5月1日(木)11:55
ボンベ爆発、51歳女逮捕=容疑を否認―北海道警
(時事通信) - 2014年4月30日(水)22:47
札幌連続爆発:容疑者自宅からボンベ 道警が購入目的捜査
(毎日新聞)- 2014年5月1日(木)15:00
札幌の連続ボンベ爆発事件 女に逮捕状
(NHK)- 2014年4月30日 19時17分
札幌連続ボンベ爆発:容疑者自宅 現場から500メートル
(毎日新聞)- 2014年05月01日(木) 04時00分
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防犯カメラに容疑者の車=爆発前後に現場付近で―札幌ボンベ事件・北海道警
(時事通信) - 2014年5月1日(木)11:55
札幌市北区で相次いだカセットボンベの爆発事件で、警察官舎でボンベを爆発させたとして、激発物破裂容疑で逮捕された無職・○○容疑者(中略)の車が、現場近くの複数の防犯カメラに写っていたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。
いずれも官舎で爆発があった時間帯の前後で、北海道警札幌北署捜査本部は映像のさらに詳しい解析を進めている。○○容疑者は容疑を否認している。
ボンベ爆発、51歳女逮捕=容疑を否認―北海道警
(時事通信) - 2014年4月30日(水)22:47 札幌市北区で相次いだカセットボンベの爆発事件で、北海道警札幌北署捜査本部は30日、警察官舎でボンベを爆発させたとして、激発物破裂容疑で(中略)・○○容疑者を逮捕した。容疑を否認しているという。捜査本部は他の4件の爆発にも○○容疑者が関与した可能性があるとみて捜査を進める。
逮捕容疑は4月3日午後11時45分ごろ、札幌市北区北二十五条西の警察官舎北側階段1階踊り場で、カセットボンベを何らかの方法で破裂させ、窓ガラスなどを損壊した疑い。
捜査本部は26日に名須川容疑者の自宅を捜索し、同日から連日任意で事情聴取していた。○○容疑者は一貫して容疑を否認しているが、捜査本部は現場の状況や防犯カメラの映像、同署や報道機関に届いた犯行声明の分析などから逮捕に踏み切った。
同区では1月27日、札幌北署の駐車場に止めたワゴン車の下でカセットボンベが爆発。スーパーやホームセンターなどで同様の事件が相次ぎ、客らが軽傷を負った。同署近くの警察官舎で起きた爆発では、現場からボンベや約2000本のくぎが見つかった。
同署などには、事件への関与をほのめかし「次は交番を狙う」などと書かれた手紙が郵送され、道警が同一犯とみて捜査していた。
道警の米村隆将刑事部長は同署で記者会見し、「道民や国民にご心配をお掛けし、おわびする。全事件の解決を目指したい」と述べた。
札幌連続爆発:容疑者自宅からボンベ 道警が購入目的捜査
(毎日新聞)- 2014年5月1日(木)15:00 札幌市北区の北海道警官舎でカセットこんろ用ガスボンベが爆発した事件で、激発物破裂容疑で逮捕された・○○容疑者(中略)の自宅から、同様のカセットこんろ用のボンベが見つかっていたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。一般家庭にも通常あることから、道警札幌北署は、購入目的などを慎重に調べている。
捜査本部は、26日などに同容疑で○○容疑者宅を家宅捜索していた。同日から5日連続で任意で事情聴取したが、○○容疑者は「現場には行ったことがない。事件は知らない」などと一貫して否認していた。
捜査本部は、官舎での事件が発生した4月3日深夜から4日未明にかけ、現場付近のコンビニの防犯カメラや、通りかかったタクシーのドライブレコーダーなどを入手し、映像を解析。○○容疑者の乗用車とみられる不審な車両が映っていた。
また、札幌北署などに届いた事件へのかかわりや同署への恨みをつづった手紙4通を分析。文中に登場する人物と名字が同じ警察官や同署で扱った案件などからも○○容疑者が浮上したという。○○容疑者と事件を直接結びつける証拠がなく、○○容疑者が事件との関与を否定していることから、同署は状況証拠を丹念に積み重ねる捜査を続けている。
【毎日新聞;酒井祥宏、三股智子、日下部元美】
札幌の連続ボンベ爆発事件 女に逮捕状
(NHK)- 2014年4月30日 19時17分 札幌市の警察署や大型商業施設などで相次いだカセットこんろ用のボンベを使った爆発事件で、警察はこのうち今月、警察の官舎で起きた事件に市内の51歳の女が関与したとして激発物破裂の疑いで逮捕状を取りました。
30日夜にも、逮捕する方針です。
札幌市北区では、ことし1月から今月初めにかけて、警察の駐車場や官舎、それにホームセンターなどで、仕掛けられたカセットこんろ用のボンベが爆発するなど同じような事件が5件相次ぎました。
警察は、同じ人物による犯行ではないかとみて、現場周辺での聞き込みなどの捜査を進めるとともに、警察などに送りつけられた犯行を予告するような文書の解析を行っていました。
これまでの調べで北区内に住む51歳の女が関与した疑いがあるとして、警察は今月26日に自宅などを捜索するとともに、事情を聴いていました。
その結果、一連の事件のうち今月3日、警察の官舎で起きた事件について激発物破裂の疑いで女の逮捕状を取りました。
警察は、30日夜にも女を逮捕する方針で、ほかの事件との関わりについても調べることにしています。
警察によりますと、女は当初の任意の事情聴取に対しては関与を否定していたということです。
【爆発事件が5件相次ぐ】
札幌市北区では、ことしに入って、警察の官舎や大型商業施設などでカセットこんろ用のボンベなどを使った爆発事件が5件相次いでいます。
事件が最初に起きたのは1月27日でした。
北警察署の駐車場でボンベが爆発しました。
狙われたのは、警察署の幹部が通勤に使っていた車でした。
その後、2月から3月にかけて、スーパーやホームセンターなどの商業施設で同様の事件が3件発生しました。
さらに今月3日には、最初の事件のすぐそばの警察官舎で爆発が起きました。
現場には5本のボンベが仕掛けられ、爆発の衝撃で窓ガラスにひびが入ったほか、危害を加えるため仕込まれたとみられるおよそ2000本のくぎも見つかりました。
爆発が起きたのは、警察施設2か所と商業施設3か所でした。
いずれの事件も北警察署が管轄する半径3キロの範囲で起きていました。
さらに事件のあと、犯行を予告するような文書が警察のほか、地元の新聞社と民放テレビ局に少なくとも合わせて4通送りつけられました。
このうち地元の民放テレビ局に届いた文書には、警察幹部の名前とともに「北警察署への恨みで眠れない日もある」などという記載がありました。
また、「次は交番を狙う」と、さらなる犯行をほのめかすような記載もありました。
警察は、捜査本部を設置して捜査を進め、北区内に住む51歳の女が関与した疑いがあるとして、今月26日に自宅などを捜索するとともに、事情を聴いていました。
そして、一連の事件のうち今月3日、警察の官舎で起きた事件について激発物破裂の疑いで逮捕状を取りました。
札幌連続ボンベ爆発:容疑者自宅 現場から500メートル
(毎日新聞)- 2014年05月01日(木) 04時00分 札幌市北区で相次いでいたカセットこんろ用ガスボンベの爆発事件で30日、同区、無職、○○容疑者が、激発物破裂容疑で北海道警札幌北署捜査本部に逮捕された。名須川容疑者の自宅は事件があったホームセンターや大型商業施設から500メートルほどしか離れておらず、近所の住民は衝撃を受けている。【小川祐希、日下部元美、三沢邦彦】
近くの主婦(58)らによると、○○容疑者は3年ほど前に引っ越してきた。近所づきあいはほとんどなく、「あいさつをしても返さないので次第に声をかけなくなった」と話す。自宅から乗用車で出かけることが多く、その際は常に頭にスカーフや黒色のニット帽をかぶっていたという。
主婦は「(○○容疑者が)道警の事情聴取を受けているのは知っていたが、聴取が5日目に入り容疑者ではないと思っていた。近所から逮捕者が出るのはショックだ」と涙ながらに語った。別の女性(25)は3月、一緒に歩いていた娘に○○容疑者があめをくれたことを思い出し、「やさしい人だと思っていた」と話した。
○○容疑者が以前住んでいた札幌市南区の住民も、近所づきあいはなかったと口をそろえる。ただ、70代の女性は足の不自由な夫が道で倒れた際、通りかかった○○容疑者が助けてくれたといい、「いい人だと思っていた。容疑者だとは信じられない」と話していた。
一方、○○容疑者の親族の男性によると、10年ほど前に名須川容疑者の夫の体が不自由になり、そのころから疎遠になったという。男性は「一人で閉じこもりがちになり、ストレスがたまっていったのかもしれない」と話した。
(この毎日新聞記事は、近所の人々のネガティブな『証言』ばかり集めてきて、
いかにも○○容疑者は人付き合いの悪い性悪女であるかを描こうとしている、
相当非道い記事だと思う:JUNSKY)
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