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「高濃度汚染水の移送完了」 と云うが 福島第1 汚染水対策、破綻状態

2013-08-24 23:50:18 | 事件・事故
2013年8月24日(土)

 【東京電力は24日、福島第1原発の2号機タービン建屋海側のトレンチ(ケーブルなどの地下管路)にたまっている210トンの高濃度汚染水を抜き取り、タービン建屋地下に移送する作業を完了したと発表した。】 (時事通信)

 と云うが、地下水が毎日600トンとか大量に新たに流入している状況で

この程度(210トン)を抜き取ったからと云って「作業を完了した」と

言えるのだろうか?! 極めて疑問である。

高濃度汚染水の移送完了
 =2号機海側の地下管路―福島第1

 (時事通信) - 2013年8月24日(土)16:52


福島第1 汚染水対策、破綻状態
 同型タンク350基、漏洩連鎖に現実味

 (産経新聞) - 2013年8月23日(金)08:05


タンク周辺をボーリング調査=汚染水の経路特定で―福島第1
 (時事通信) - 2013年8月23日(金)22:47


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高濃度汚染水の移送完了
 =2号機海側の地下管路―福島第1

 (時事通信) - 2013年8月24日(土)16:52
 

 東京電力は24日、福島第1原発の2号機タービン建屋海側のトレンチ(ケーブルなどの地下管路)にたまっている210トンの高濃度汚染水を抜き取り、タービン建屋地下に移送する作業を完了したと発表した。9月上旬までにセメントなどを流し込んでトレンチ内をふさぐ方針。移送した汚染水は、セシウムを除去した上で、貯蔵タンクで保管する。

 トレンチの汚染水は、海に流出している地下水の汚染源の一つとみられている。移送した汚染水からは1リットル当たり23億5000万ベクレルのセシウムなど、高濃度の放射性物質が検出された。他のトレンチにも大量の汚染水がたまっており、東電は抜き取り方法を検討している。 



福島第1 汚染水対策、破綻状態
 同型タンク350基、漏洩連鎖に現実味

 (産経新聞) - 2013年8月23日(金)08:05
 

 東京電力福島第1原発で22日、地上タンクから新たな汚染水漏れの可能性が浮上し、漁業への影響が広がり始めた。同じ型のタンクは約350基あり、次々と汚染水漏れが出る懸念が拭いきれない。東電や国の対策も手詰まり状態で、タンクへの貯蔵という「最後のとりで」が崩れた場合どうするか。東電は先が全く見通せないでいる。(原子力取材班)

 原子力規制委員会の更田(ふけた)豊志委員は21日の汚染水対策検討会で「他のタンクでも汚染水漏れが起きると考えなくてはいけない」と話したが、それがまさに現実味を帯びだした。

 問題は、タンクから排水溝を通じて外海に直接つながっており、海洋汚染を防ぐ方策がないことだ。東電は再発防止へ、同型のタンクのパトロールをこれまでの1日2回から3時間ごとに改める方針を示したが、抜本的な漏洩(ろうえい)防止策はない。

 タンクに汚染水をためないことが一番有効で、東電は山側から建屋に流れ込む地下水を汚染前にくみ上げて海へ放出する計画を立てているが、漁業者ら地元の不信感が高まり頓挫。汚染水から放射性物質を除去する装置も腐食が見つかり停止したまま。事実上、タンクによる保管しかないのが現状だ。

 もう一方の汚染水漏れである地下水からの海洋汚染も防ぎ切れていない。

 東電はこの日、タービン建屋につながるトレンチ(地下道)にたまっている汚染水(約1万5千トン)の抜き取り作業を始めた。事故直後の平成23年4月にたまったもので、規制委が「早く抜き取るように」と指示していたが、これまで高い放射線量に阻まれて作業ができなかった。

 トレンチの汚染水に触れた地下水は海へ流出し続けている。流出をせき止めるために、東電は護岸の地中に薬剤(水ガラス)を注入し地盤を固めた「土の壁」を造成したが、地下水が壁手前でせき止められて水位が上昇。壁を乗り越え港湾内への流出が続いているとみられている。

 港湾内と外海は、シルトフェンス(水中カーテン)で遮断されているが、海水の流れを完全に止めることはできず、一部は外海へと流れている可能性もある。

 東電は23年5月以降流出が続いていると仮定した場合、最大で港湾内にトリチウム40兆ベクレル、ストロンチウム10兆ベクレル、放射性セシウム20兆ベクレルが流出したと試算。原発事故は深刻さを増している。 



タンク周辺をボーリング調査=汚染水の経路特定で―福島第1
 (時事通信) - 2013年8月23日(金)22:47
 

 東京電力福島第1原発のタンクから高濃度汚染水が漏れた問題で、東電は23日、汚染水の流出経路と汚染範囲を特定するため、タンク周辺のボーリング調査を行うと発表した。掘削開始時期は未定。

 汚染水漏れがあったタンクは厚さ約20センチのコンクリート上に設置されている。コンクリートの下には、セメントを混ぜて水が浸透しにくくした厚さ約1メートルの改良土壌があり、地表から深さ5~7メートルの位置に地下水が流れている。

 東電は、タンクから漏れた汚染水の流出経路として、(1)コンクリート上を流れて、海につながる排水路に流入(2)タンク直下のコンクリートと改良地盤を抜けて地下深くに浸透(3)コンクリートに染み込んだ後、改良地盤との間から周囲の土壌に流出―の3ケースを想定。タンクの付近数カ所を掘削し、土壌の汚染状況や地下水の汚染の有無を調べる。  




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1 コメント

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不真面目な産経の誤報 (宗純)
2013-08-25 13:03:41
JUNSKY さん、
間違った記述を、何ら修正も、『但し書き』もなしに、丸々自分のブログ記事に転載して放置すれば、
自分が書いたものでも無くても、『間違い』を拡散したことの責任問題が生じる。
今回の記事ですが、早急な訂正か『書き込み』が必要でしょう。
(産経新聞) - 2013年8月23日(金)08:05 の、記事ですが、書いた記者は根本的な勘違いをしている。
前半部分は自然に原子炉構内に流入して、汚染した地下水で、これは今までも海に勝手に流出していたのです。
ところが、
『タンクに汚染水をためないことが一番有効で、東電は山側から建屋に流れ込む地下水を汚染前にくみ上げて海へ放出する計画を立てているが、・・・』
と、今まで毎日毎日400トン、タンクに貯まり続けている原子炉の冷却水と混同しているのです。
メルトダウンした原子炉ですが今でも1基当たり1時間7トンの水を注水して冷却している。
タンクに貯まっているのは地下水ではなくて東電が給水した水が、放射能に汚染したもの。
地下水は今まで何の対策も立てていないのですから、意識的に混同したとしたら犯罪的な誤報である。
知らなかったなら、無知の極みでありマスコミとしては完全に失格。
産経ですが、悪党か阿呆かの二つに一つですよ。
そもそも東電が汚染水流出を認めたのは、福島県の小児甲状腺がん43人発症(朝日だけは44人)との驚愕的な発表と同一の日付ですよ。
汚染水のニュースですが、到底正当な報道とは思えない。
悪質な世論誘導の可能性が高いのです。
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