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JR北海道の杜撰な 『線路管理放棄』 が 事故多発の原因

2013-09-23 18:25:07 | 事件・事故
2013年9月23日(月・秋分の日)

 JR北海道で頻繁に起こっている重大事故



 JR尼崎線の事故で多数の死傷者を出したJRが、管轄地域が異なる

『別会社』では、何も教訓を共有化していないことが解った。

 読売新聞などによれば、

【21日に判明した9か所の不具合は、いずれもレール幅の広がりが、同社の内規で定める基準値(カーブで19ミリ、直線で14ミリ)を超えたケースだったが、新たに見つかった88か所の中には、左右のレールの高さが違ったり、レールが波打つようにしてゆがんでいたりしたケースもあった。】
  (読売新聞) - 2013年9月22日(日)23:53


 「人手不足で、修繕できなかった」と云う言い訳は許されない。

 第一に、人名を預かっていると云う業務の重大性。

 第二に、問題が発覚して二日後の昨日までに

【同社は20~22日、97か所の不具合について、
レールの位置を修正して固定し直す補修を終えた。】
 (読売新聞) - 2013年9月22日(日)23:53 

  とあるように、その気になれば2・3日で完了できる業務であったこと。

 すなわち「怠慢であった」ことが明瞭であるからだ。


 そして何しろ許されないのは、JR北海道の野島社長が
「線路管理のルールが守られていない実態が判明した。
 組織の問題として捉えなければならない」
  と他人事のように表現し、自らの責任は取らなかったからだ。

 こういう事態の時、たいていの場合、多くの『責任者』は、
「体制の立て直しに取り組みたい」と云うが、野島社長も同じ。

【自らの進退については「体制の立て直しに取り組みたい」と否定した。 】
 時事通信 - 2013年9月23日(月)01:01 






    読売新聞  写メ添付

JR北海道、レール補修せず放置97か所に
 (読売新聞) - 2013年9月22日(日)23:53

 JR北海道は22日、北海道 七飯 ななえ 町のJR函館線大沼駅で19日に起きた貨物列車(18両編成)の脱線事故後に進めた調査で、レールの幅や高低差が基準を超えていて補修が必要にもかかわらず、放置していた線路の不具合が新たに88か所で確認されたと発表した。

 このうち49か所は、乗客を乗せた客車が日常的に走行する本線で見つかった。21日に判明した分を含めると、不具合は計97か所になった。国土交通省は同社に対し、鉄道事業法に基づく特別保安監査を実施しており、不具合を放置した経緯を調べた上で、事業改善命令などの行政処分も視野に対応を検討する。

 野島誠社長が22日、札幌市中央区の本社で記者会見を開き、明らかにした。

 発表によると、同社は21日、国交省から線路の緊急点検を指示されたことを受け、本線の過去の検査データを確認した。その結果、函館線七飯―森駅間などの49か所で不具合が放置されていたことがわかった。車両の待機などに使われる副本線については、21日に9か所を公表したが、さらに調査対象を広げたところ、新たな不具合が確認された。

 21日に判明した9か所の不具合は、いずれもレール幅の広がりが、同社の内規で定める基準値(カーブで19ミリ、直線で14ミリ)を超えたケースだったが、新たに見つかった88か所の中には、左右のレールの高さが違ったり、レールが波打つようにしてゆがんでいたりしたケースもあった。

 内規では、レールの異常が基準値を超えた場合、15日以内に補修を行う決まりになっているが、いずれも放置されていた。補修担当者は社内調査で、「基準値超えを把握していたが、その後に失念した」「本線の補修を優先し、副本線を後回しにしてしまった」などと釈明している。

 同社は20~22日、97か所の不具合について、レールの位置を修正して固定し直す補修を終えた。 










    西日本新聞 写メ添付

JR北海道、レール異常を97カ所で放置
=「組織的問題」と社長謝罪

 (時事通信) - 2013年9月23日(月)01:01
 

 北海道七飯町で起きたJR函館線の貨物列車脱線をめぐり線路幅の異常が放置された問題で、JR北海道の野島誠社長は22日夜、札幌市の本社で記者会見し、レールの幅や高さなどで規定を超えた異常を見つけながら、期限内に補修せず放置した場所が、同社管内で少なくとも計97カ所に上ることを明らかにした。社長はいずれも同日までに補修したと説明した。

 野島社長は「利用者をはじめ多くの皆さまに多大な迷惑を掛けたことをおわびします」と謝罪。「線路管理のルールが守られていない実態が判明した。組織の問題として捉えなければならない」と危機感を示した。ただ、自らの進退については「体制の立て直しに取り組みたい」と否定した。

 同社によると、レールに異常があった場所は、宗谷線や函館線などの本線で49カ所、駅構内などで擦れ違ったり一時待避したりする「副本線」では48カ所見つかった。レールの幅が広がったり、左右のレールの高さが基準以上にずれたりしていた。

 基準を超えた異常について、同社は発見から15日以内の補修を定めている。野島社長は放置された理由を「検査情報の整理と修繕計画の連携ができておらず、補修を先延ばしして失念してしまったとの声を聞いた」と説明。「複数の作業が重なって別のものを優先し、できなかったこともあるのではないか」とも述べた。   


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