毎日新聞記事より
<川内原発>再稼働補正書の提出遅れる 九州電力
毎日新聞 - 2014年9月30日(火)20:19
九州電力は30日、川内原発1、2号機(鹿児島県)の再稼働に必要な工事計画など二つの補正書提出について、予定した9月末までに完了しなかったと発表した。年明け以降と見込まれていた再稼働時期がさらに遅れ、冬の電力の最需要期となる来年1~2月にも間に合わない可能性が出てきた。
同社が30日までに原子力規制委員会に提出したのは、川内原発1号機の機器の詳細設計をまとめた工事計画認可の補正書(14施設、2万ページ分)のうち、2施設600ページ分のみ。記載内容は規制委とのヒアリングを経てほぼ固まっているが、数値の確認作業などに時間を要しているという。
九電は、1~2週間以内に1号機の工事計画の補正書の残りを提出し、2号機の作業に本格着手する。このため、工事計画認可の全書類の提出は10月末までにずれ込むとした。
また、運転管理体制を盛り込む保安規定変更認可の補正書については、2基分をまとめて1~2週間以内に提出する方針だ。その後は、規制委から両補正書の認可を受けるまでに1カ月以上かかり、規制委による「使用前検査」を受ける必要もある。このため、再稼働まで今後少なくとも3~4カ月程度かかる見通しだ。
【毎日新聞:寺田剛】
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御嶽山噴火:火山噴火予知、疑問相次ぐ 県議会原子力安全対策特別委 /鹿児島
毎日新聞 - 2014年10月1日(水)15:43
いちき串木野市議会が意見書可決
(南日本新聞) - 2014年10月1日(水)06:30
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御嶽山噴火:火山噴火予知、疑問相次ぐ 県議会原子力安全対策特別委 /鹿児島
毎日新聞 - 2014年10月1日(水)15:43
◇委員「九電の考えは誤りだ」 九電「数十年前から分かる」
九州電力川内原発(薩摩川内市)の再稼働を巡る請願・陳情を審査する県議会の原子力安全対策等特別委員会(中村真委員長)が30日、開かれた。九電幹部を招いた質疑があり、9月27日の噴火で大勢の犠牲者が出ている御嶽山(おんたけさん)を例に、委員から火山噴火予知の可否について疑問が相次いだ。【杣谷健太】
九電からは山元春義副社長ら4人が出席。破局的噴火の予知について、
松崎真琴委員(共産)は大きな予兆もなく御嶽山が噴火したことに触れ「モニタリングで予知できるという九電の考えは誤りだと思う」と主張。
これに対し、九電は「破局的噴火の場合は、地震などの前兆事象が数十年前から分かる」との認識を示した。
また、過酷事故時に放射線量や風向きに応じて周辺住民の避難先を選択する県が整備中のシステムについて、「情報が伝わるか疑問」と委員が実効性を疑問視。四反田昭二・原子力安全対策課長は「市や町と連携して、防災行政無線やエリアメールなどを活用する」と答えた。
再稼働反対・賛成などを求める請願・陳情39件を継続審査とし、規制庁職員と経済産業省職員を参考人として呼ぶことを決めた。
いちき串木野市議会が意見書可決
(南日本新聞) - 2014年10月1日(水)06:30
いちき串木野市議会は30日の本会議で、九州電力川内原発1、2号機(薩摩川内市)の再稼働について同市の同意も得るよう、伊藤祐一郎知事に求める意見書を賛成多数で可決した。
ただ、田畑誠一市長は本会議後に「国の責任で範囲を示すべき」として、同調しない考えを示した。
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