2015年1月29日(木)
ISIS のニュースが報道の中心となる中で、原発銀座「若狭湾」を抱える
福井新聞が、 関西電力高浜3、4号機・大飯原発3、4号機の運転差し止めを
求めた仮処分申し立てで、第1回審尋が28日、福井地裁であった、
とのニュースを伝えている。
関西電力は再稼働に向けて争う姿勢であるらしい。
福島原発事故とその後の事態の推移(悪化するばかり)を見ているにも
拘らず、再稼働を画策するなんて、どういう神経をしているのだろうか?
高浜、大飯原発運転差し止め、関西電力が争う姿勢 福井地裁で審尋
(福井新聞) - 2015年1月29日(木)08:25
再稼働に向け、原子力規制委員会による適合性審査が進む関西電力高浜3、4号機(高浜町)、大飯原発3、4号機(おおい町)の運転差し止めを福井県の住民らが求めた仮処分申し立てで、裁判所が当事者の意見を聴く第1回審尋が28日、福井地裁であった。関電側は申し立て却下を求めて争う姿勢を示した。
県内や関西の住民らが関西電力高浜原発3、4号機(高浜町)と大飯原発3、4号機(おおい町)の再稼働差し止めを求めた仮処分申し立ての第1回審尋が28日、福井地裁であった。審尋は非公開で、樋口英明裁判長が原発の安全対策などについて双方の意見を聞いた。次回は3月11日。これらの原発4基は原子力規制委員会の安全審査中で、高浜3、4号機は再稼働の事実上の合格証となる審査書案が了承されている。
審尋後に記者会見した住民側弁護団の河合弘之共同代表らによると、樋口裁判長は想定される地震の最大の揺れ「基準地震動」の引き上げに伴い行った耐震工事などについて関電側に説明を求め、それに対する意見を住民側に尋ねたという。
住民側は申立書で大飯3、4号機運転差し止めを命じた昨年5月の福井地裁判決に触れ、「再稼働で住民の人格権が侵害される危険がある」と主張。一方関電側は答弁書で、「多重防護の考えに基づく安全対策を講じ、安全性は確保されている」と反論している。【竹内望】