JUNSKY blog 2015

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電気が無くては凍らない 「凍土遮水壁」 (自己矛盾) の無駄な工事に着工

2014-06-03 12:50:08 | 政治
2014年6月3日(火)

 過去には、トンネル工事の一時的な止水壁として開発され利用されてきた
特殊技術『凍土遮水壁』 が、各方面からの疑問を無視して東京電力福島第一
原発1号炉~4号炉を取り巻く総延長1.5kmで着工になった!

 極狭いスペースで実験したから『有効性が確認された』のだと云う。
【10メートル四方の規模で実験用の凍土壁を作り地下水を遮断する効果が
 あることを確認した】 (NHK)

 実際には、地面に鉛直に突き刺さる保証もなく、隙間だらけになることは
解りきっている。 『放射能汚染水タンク』での水漏れと同じようなことが
今度は人の目では見えない地下で起こるだけのことである。

 その上、凍らせ続けるためには将来数十年・数百年,否 数万年に亘って
電気を流し続けなえればならない。

 東日本大震災で、「全交流電源供給不能」「バッテリーもダメ」となった
失敗を既に忘れている。

 その上、この『凍土遮水壁』は、
【約1.5キロにわたって深さ約30メートルの凍土の壁を造り出す。】
  (毎日新聞他 各紙報道)
 もので、そのためには
【凍結管(直径12センチ、長さ26.4メートル)を1メートル間隔で
 計1550本を打ち込む】 (同上)
 と云う代物。その費用は、
【国と東京電力が、福島第一原発の抜本的な汚染水対策と位置づけて作る
 大規模な氷の壁です。320億円の国費が投じられます。】(NHK 他)

 その施工には、
【計1550本を打ち込む予定だが、1本設置するのに約5日かかるという。
 来年3月の凍結開始を目指している。】 (毎日新聞)
【2015年3月までに全体の工事を完了する予定。】 (読売新聞 他)

 しかし、計算が合わない。
  1本設置するのに約5日
  計1550本を打ち込む
    1550×5=7750日=21年
 「2015年3月までに全体の工事を完了」できるはずがない!

 こんな小学生にでもできる計算で大いなる矛盾が解るのに、この問題を
指摘するマスメディアがなく、上記の毎日新聞のように東電の言うがまま
並列して書いている『お馬鹿さ』加減!

福島第1原発:「汚染水減」祈る地元 凍土遮水壁着工
 (毎日新聞)- 2014年06月02日 23時59分


 記者会見で、そこにツッコミを入れたメディアが一つも無いとは?
小学生以下の能力しか無いようだ!

 政府も東京電力も、この『工法』を開発した会社に騙されているようなもの。
320億円(実際はもっと増えるだろう)は、ドブに捨てたようなもの!
  

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汚染水の抜本的対策「凍土壁」本格着工
 (NHK) - 2014年6月2日(月)

 (NHKは結構詳しい記事だが、あまり問題点は指摘していない。引用省略)

福島第1原発:「汚染水減」祈る地元 凍土遮水壁着工
 (毎日新聞)- 2014年06月02日 23時59分
 

 東京電力福島第1原発で汚染水対策の柱となる「凍土遮水壁」の建設工事が2日始まった。1~4号機の周囲約1.5キロを凍土で囲み、地下水の流入を食い止める。汚染水に苦しめられてきた福島県内の漁業関係者からは「本当に効果があるか完成してみないと分からない」「これ以上、悪い方向に動かないよう祈るしかない」などの声が上がった。【岡田英、喜浦遊】



 ◇5日で1本、1550本穴掘削

 東電によると、午後4時43分、1号機原子炉建屋の北西側(山側)で凍結管(直径12センチ、長さ26.4メートル)を差し込むための穴の掘削作業を開始した。1メートル間隔で計1550本を打ち込む予定だが、1本設置するのに約5日かかるという。来年3月の凍結開始を目指している。

 凍結管の内部はマイナス30度の冷却液が循環する仕組みとなっており、約1.5キロにわたって深さ約30メートルの凍土の壁を造り出す。原子力規制委員会は、地下水の流れが変わることにより地盤沈下が起き、建屋が傾く恐れなどを懸念していたが、東電は5月26日に開かれた規制委の作業部会で地盤沈下は最大1.6センチと説明。着工が大筋で認められた。

 同原発では現在、地下水が建屋に流れ込み、汚染水が毎日約400トンずつ増加している。菅義偉官房長官は2日の記者会見で「汚染水問題の解決に向けて大きく前進すると期待したい」と述べた。

 ◇徹底した安全対策を

  度重なる汚染水漏れで風評被害にさらされてきた漁業関係者は、凍土遮水壁工事が無事に進むよう注視している。

 相馬双葉漁協の佐藤弘行組合長は「着工自体は前向きに受け止めたい」と話す一方、対策が後手に回ってきた国や東電への不信感はぬぐえず、「効果は完成後に調査してみないと分からない」と語った。福島県漁連の中田研二参事は「とにかくこれ以上、悪い方向に動かないようにと漁業者は祈っている。まずは間違いなくやってほしい」と着実な実施を求めた。

 今年4月に避難指示が解除された田村市都路地区の住民からは、安全対策の徹底を求める声が上がった。同地区に帰還した除染作業員の遠藤和夫さん(65)の集落では、戻ってきたのは25軒のうち7、8軒程度という。遠藤さんは「廃炉まで原発がどうなるかまだ分からない状態で、住民が帰還を判断するのはなかなか難しい。きちんとした対策を取ってほしい」と話した。

 一方、凍土遮水壁を巡っては、建屋の外の水位が下がることにより、建屋内の水位の方が高くなって汚染水が漏れ出す恐れも指摘されている。このため、福島県原子力安全対策課の渡辺仁課長は安全面に懸念を示し「地下水の管理方法を確立する必要がある」と慎重な運用を求めた。

   【毎日新聞:岡田英、喜浦遊】



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「凍土遮水壁」が着工 凍結管の設置へ第1原発で掘削
 (福島民友) - 2014年6月3日(火)10:25
 

 東京電力は2日、福島第1原発の汚染水対策で、地下の土を凍らせて建屋への地下水流入を止める「凍土遮水壁」の設置工事を同日夕に始めたと発表した。1~4号機建屋の周囲約1.5キロにわたり、1メートル間隔で冷却液が循環する凍結管を埋設し、地下約30メートルまでの土壌を凍らせて壁を造る。2015(平成27)年度中の完成を目指している。
 政府は汚染水対策の「切り札」としており、菅義偉官房長官は2日午後の記者会見で「予定通りに完成することを期待したい」と述べた。工事初日は冷却液を流し込む凍結管の設置に向けた掘削作業を開始した。東電によると、作業は1号機の西側(山側)で午後4時43分から開始。掘削用の重機を使って地下約30メートルまで穴を掘る作業を実施し、午後6時すぎに初日の作業を終えた。トラブルはなかったという。


東電、汚染水対策の切り札「凍土遮水壁」着工 福島第1
 (河北新報) - 2014年6月3日(火)06:10
 

 東京電力は2日、福島第1原発の汚染水対策として、地中を凍らせて地下水が建屋に流入するのを防ぐ凍土遮水壁の工事を開始した。来年3月までに関連設備の設置工事を終えて周囲の土の凍結に着手し、対策の「切り札」と期待する遮水壁を造る作業に入る計画だ。
 凍土壁は1~4号機の周囲1.5キロの地中に1550本の管を打ち込み、冷却剤を循環させて氷の壁を造る。工事初日は1号機の北西側で、管を埋めるための掘削工事を実施した。現場は毎時250マイクロシーベルトと放射線量が高い。
 この日、福島県廃炉安全監視協議会が現地を視察。県や関係自治体の職員、専門家約20人が500メートル離れた共用プール西側で行われている実証実験を見て回った。10メートル四方の小規模な凍土壁が造成され、地下水の流入が止まっているのを確認した。
 東電との質疑応答で協議会のメンバーは「凍土壁の造成で地下水の流れが変わり、周囲の建物に影響が出ないか」「建屋内の汚染水が外に流れ出る可能性はないか」などと指摘した。
 県原子力安全対策課の渡辺仁課長は「凍土壁の実証実験と本工事では規模が全く違う。東電は技術面に欠点がないか再度、検証するべきだ」と要請した。
 凍土壁は5月下旬、原子力規制庁が配管などの埋設物がない場所に限り、着工を了承した。来年3月以降に凍土壁を造成後、2020年ごろまで冷却を続ける。
 この日は地下水バイパス計画による3回目の海洋放出も行われ、協議会のメンバーは地下水の排水口や、故障が相次いでいる多核種除去設備(ALPS)も視察した。 




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