東京電力福島第一原子力発電所事故に際して、政府事故調査委員会が吉田昌郎所長
(当時:去年、癌で亡くなった)からヒアリングした内容が、多くの人々の求めに
応じる形で、公開されることになったと云う。
一歩前進かも知れないが・・・
毎日新聞によると、菅官房長官は
【公開内容については「第三者の権利や利益、国の安全に関する部分は
黒塗りにしたい」と述べ、部分的に非開示にする考えを示した。】
とのこと。
過去の事例からしても、おそらく、殆どが黒塗りのものになるだろうと思う。
殆ど黒塗りでも『部分的に』 と言い張るだろうから・・・
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「吉田調書」9月上旬に公開…菅官房長官が表明
(読売新聞) - 2014年8月25日(月)17:23
菅官房長官は25日午前の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所事故を巡り、政府の事故調査・検証委員会が吉田昌郎元所長(故人)から聴取した記録を9月上旬に公開する方針を表明した。
菅氏は公開理由について、「記録の一部のみを断片的に取り上げた記事が複数の新聞に掲載され、非公開とすれば、かえって本人の遺志に反する結果になる」と述べた。吉田氏は生前、聴取記録を非開示とするよう求める上申書を提出していたが、一部の報道機関が聴取記録を報じていた。
政府事故調による聴取対象者は、事故当時の菅直人首相や東電幹部ら計772人に上り、政府は公開に向け、同意を得る作業を進めている。菅氏は「最終的には年内にすべて(の公開を)終えたい」と語った。
情報開示の姿勢アピール=政府、「特定秘密」批判意識か―吉田調書
(時事通信) - 2014年8月25日(月)17:56
政府が従来方針を変更し、東京電力福島第1原発の吉田昌郎元所長(故人)からの聴取記録の公開に転じた背景には、情報開示に前向きな姿勢をアピールする狙いがある。成立過程で批判を浴びた特定秘密保護法に再び注目が集まっている時期だけに、「隠蔽(いんぺい)体質」との批判を封じる思惑もありそうだ。
「状況の変化や吉田元所長の上申書の趣旨を踏まえれば、ヒアリング記録を公表しても差し支えない状況になりつつある」。菅義偉官房長官は25日の記者会見で、方針転換の理由をこう説明。その上で、「9月のできるだけ早いタイミングで公表したい」と述べ、早期公表に努力する姿勢を強調した。
吉田氏は生前に提出した上申書で、自身が事実誤認している可能性を指摘した上で、他の資料と照合なく取り扱われることへの危惧を訴え、第三者への漏えいがないよう厳格な管理を求めた。政府が非開示方針だったのはそのためだ。だが、複数の報道機関が相次いで内容の一部を報道したことから、「非公開とすることでかえって本人の意思に反する」(菅長官)との判断に傾いた。
原発事故・吉田調書:官房長官「9月に公開」一部黒塗りで
(毎日新聞)- 2014年08月25日 13時17分
菅義偉官房長官は25日午前の記者会見で、東京電力福島第1原発の事故を巡り、政府の事故調査・検証委員会(政府事故調)が行った吉田昌郎元所長(故人)の聴取記録について「9月のできるだけ早い時期に公開する」と発表した。公開内容については「第三者の権利や利益、国の安全に関する部分は黒塗りにしたい」と述べ、部分的に非開示にする考えを示した。
吉田氏は生前、提出した上申書で内容を非公開とするよう求めており、政府はこれまで公開してこなかった。しかし、朝日新聞や産経新聞が聴取内容を報道。菅氏は方針転換の理由について「一部のみを記事にした複数の報道があり、(自分の発言が)『独り歩き』するとの吉田氏の懸念がすでに顕在化している。非公開とすることが本人の意思に反する」と説明した。
政府は、政府事故調から聴取を受けた他の東電や政府関係者にも意向を確認し、本人の同意が得られたものから順次、公開する方針。菅氏は「年内には(公開を)全て終えたい」と述べた。【木下訓明】
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