九州電力・松尾会長が続投し、九経連会長も継続するつもりらしい!
「厚顔無恥」 とは、このことである。
社長と会長が一緒に辞めると現場が混乱するからと言う言い訳らしいが、
現場を混乱させているのは、自分達だという認識が全く無いらしい!
もちろん、私の言う「現場」とは、九州電力の玄海原発の現場
だけではなく、周辺自治体や、そこに住む人々や、下請け企業等など
関連する全てを含んでいる。(ステークホルダーとは私は言わないが)
九電の会長に留まるのは、九電の内部人事であるから市民の強い批判に
合うとはしても、如何ともし難い点はあるが、
公的地位である九州経済連合会(九経連)の会長は、
今すぐ辞職すべきであろう。
九電の考えは常識に反していて、「今、九電の会長を辞めると
九経連会長の座も危うくなるから、九電会長を続ける」と言っている。
宮殿の住人は、世間の常識を知らず、本末転倒の議論であることも
解っていない「裸の王様」のようである。
しかし、この「裸の王様」は、タチが悪い。
おそらく、松尾会長という人は、隠然とした権力を握っている専制君主
のような人間で、おまけに『老害』と来ている『悪』であろう。
こういう人物はまっ先に経済界から追放するべきである。
そこに来て、玄海原発3号機の耐震データの杜撰な管理に続いて
1号機でも鋼材の欠陥が見つかり、さらには4号機でも耐震設計数値に
“ミス入力”があったことが露呈した。
玄海原発 も 松尾九電(宮殿)会長 も
既に加齢で耐久性の「限界」!
と言わなければならない。
そういう世間の声とは裏腹に、処分は10月まで先送りだという。
菅総理と一緒に辞めるつもりなのか?
【中々辞めない症候群】の感染が広がっているようである。
九電やらせメール、社内処分先送り…10月頃に
(読売新聞) - 2011年7月26日(火)09:25
玄海原発1号機に欠陥の可能性 鋼材不均質?井野氏ら指摘
(西日本新聞)- 2011年7月24日 02:08
玄海原発4号機も耐震データに誤り 九州電力
(朝日新聞) - 2011年7月25日(月)20:49
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九電やらせメール、社内処分先送り…10月頃に
(読売新聞) - 2011年7月26日(火)09:25
玄海原発2、3号機の再稼働を巡る「やらせメール」問題を受け、九州電力が27日の取締役会で、予定していた取締役の役員報酬カットなどの社内処分決定を先送りする見通しであることが25日分かった。
処分については新たに設置する第三者委員会に委ねる方針で、その結論を受けて10月ごろに最終決定する見込み。
メール問題では、元検事で名城大教授の郷原信郎氏が委員長を務める第三者委(外部の有識者4人)が27日にも発足。2、3か月後をめどに原因分析や再発防止策のとりまとめを行うことになっており、処分も併せて委ねることにした。真部 利応 ( としお ) 社長は社内処分とは別に、27日に辞任を表明するとみられる。
玄海原発1号機に欠陥の可能性 鋼材不均質?井野氏ら指摘
(西日本新聞)- 2011年7月24日 02:08
運転開始から35年以上たった九州電力玄海原発1号機(佐賀県玄海町)について、原子炉圧力容器に用いた鋼材の質にばらつきがあり、製造ミスの可能性があることが、井野博満東大名誉教授(金属材料学)らの分析で23日、分かった。九電が今月初めて公表した鋼材の劣化判断の基準となる「脆性遷移温度」の試験データを精査した。
原発の長期間の運転による劣化は、研究者の間でも不明な点が多い。ただ、詳細なデータに基づき、鋼材そのものに欠陥がある可能性を指摘されたことで、従来の検査の信頼性が問われそうだ。
玄海原発4号機も耐震データに誤り 九州電力
(朝日新聞) - 2011年7月25日(月)20:49
九州電力は25日、玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)4号機でも、原発の耐震性を検証するためのデータに誤りがあったと発表した。原子炉建屋の揺れをコンピューターで分析する際の数値が1カ所、間違っていた。九電では、玄海3号機の建屋の耐震データに3カ所の誤りがあったことが22日に発覚している。
玄海4号機は現在稼働しているが、正しい数値で再計算しても、建屋の揺れの大きさはほとんど変わらず、原発の安全性に問題はなかったという。九電の佐々木有三・技術本部長は25日の記者会見で、「原発の運転を止めるような大きな間違いではない」と説明した。3号機は定期検査で停止している。
玄海3号機の耐震データのミスを受けて、経済産業省原子力安全・保安院は22日、全国の原発を対象に誤りがないかを確認するよう、電力各社に指示。九電は検証作業のなかで、4号機のデータにも誤りがあることを見つけた。
九電によると、原子炉建屋が地震でどのぐらい揺れるかを分析するために入力する数値で、コンクリートの一部の重量を、本来なら「3760トン」とすべきところを、誤って「3670トン」としていた。入力作業は大手ゼネコンに委託しており、誤りを見逃したまま作業を続けたという。
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