今日は、「沖縄慰霊の日」ですが、読売新聞では、この日を契機に
沖縄返還運動に生涯を尽くした、沖縄人民党(後に日本共産党に合流)
の党首・瀬長龜次郎さんの特集を、紙面一面を使って紹介していました。
こちらは、瀬長龜次郎や復帰運動などの資料を展示する【不屈館】の紹介。
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一方、記念式典で安倍首相は、普天間飛行場やオスプレイなど具体的な課題には
触れずに一般的な哀悼の表現に留まった。
沖縄慰霊の日:仲井真知事「普天間の県外移設強く求める」
(毎日新聞) - 2013年6月23日(日)13:08
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沖縄慰霊の日:仲井真知事「普天間の県外移設強く求める」
(毎日新聞) - 2013年6月23日(日)13:08
沖縄は23日、沖縄の全戦没者の霊を慰める「慰霊の日」を迎えた。1945年のこの日、住民を巻きこむ地上戦となった沖縄戦で旧日本軍の組織的戦闘が終結した。沖縄県糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園では県主催の「沖縄全戦没者追悼式」が営まれ、安倍晋三首相や仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事、遺族など約5800人が参列した。
沖縄戦後に米軍が造った基地は戦後68年になる今も沖縄本島面積の18.3%を占める。基地の大幅な整理縮小が実現しない一方、日米両政府が進める米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設や、米海兵隊垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの沖縄配備で、日本政府と沖縄の溝が深まる中での式典となった。
安倍首相は追悼式のあいさつで「沖縄が忍んだ犠牲が自分たちを今日あらしめていることを胸に刻んで、静かにこうべをたれたい」と述べた。更に「米軍基地の集中が今なお県民の大きな負担となっている。負担を少しでも軽くするよう全力を尽くす」と語ったが、普天間飛行場やオスプレイなど具体的な課題には触れなかった。
仲井真知事は平和宣言で「日米両政府に対して一日も早い普天間飛行場の県外移設と日米地位協定の抜本的な見直しを強く求める」と述べた。追悼式で知事が県外移設を求めたのは3年連続。
沖縄県遺族連合会の照屋苗子会長は「オスプレイ配備は遺族として断じて容認できず、普天間の県外移設も切望する」と述べ、沖縄県議会の喜納昌春議長は「繰り返される沖縄に対する理不尽な扱いは県民にとって我慢の限界を超えている」と訴えた。
今年の追悼式には小野寺五典防衛相と岸田文雄外相が参列。普天間移設を担当する両相の初参列に、会場周辺では抗議活動もあった。式終了後、小野寺防衛相は「慰霊の日は日本国民全体にとっても深い意味のある日。国の安全保障を預かる一人として戦争の惨禍を二度と繰り返さないことを誓った」とのコメントを出した。
公園内にある犠牲者の名を刻んだ平和の礎(いしじ)には今年、62人の名前が追加刻銘され、総刻銘者数は24万1227人になった。【井本義親】
沖縄振興めぐり意見交換=首相と仲井真知事が会談
(時事通信) - 2013年6月23日(日)16:34
安倍晋三首相は23日、沖縄県の仲井真弘多知事と那覇市内のホテルで昼食を交えながら約1時間会談した。知事は会談後、那覇空港で記者団に、今年度中に着工する同空港第2滑走路をはじめとする沖縄振興策をめぐって意見交換したことを明らかにした。
また知事は、米軍基地問題に関して「きょうは慰霊の日だから」と述べ、首相との会談では話題に上らなかったことを示唆した。会談には山本一太沖縄・北方担当相、高良倉吉副知事らが同席した。
首相:沖縄知事と会談 普天間移設問題は提起されず
(毎日新聞) - 2013年6月23日(日)19:02
安倍晋三首相は23日、沖縄全戦没者追悼式後、沖縄県の仲井真弘多知事と那覇市内のホテルで昼食をとりながら会談した。仲井真氏によると、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設問題は提起されず、県側は那覇空港第2滑走路の早期完成などの振興策を改めて要請した。
第2滑走路を巡り、沖縄県は7年から5年への工期短縮を求めており、政府も13年度予算で130億円を計上した。会談で、仲井真氏は「5~6年でやるには毎年300億~400億円かかる。(早期完成を担保する)資金調達、予算の仕組みを明らかにしてほしい」と首相に求めた。
会談には政府側から山本一太沖縄・北方担当相と島尻安伊子内閣府政務官、県側からは高良倉吉副知事がそれぞれ同席。政府側は会談内容を説明しなかった。
会談に先立ち、首相は追悼式が行われた沖縄県糸満市で、記者団に対し「普天間の固定化はあってはならない。一日も早い移設に向け努力を重ねていきたい」と表明。オスプレイ(垂直離着陸輸送機MV22)の飛行訓練を県外で行うことや、空中給油機を普天間から岩国基地(山口県岩国市)に移駐するなど、沖縄の基地負担軽減に取り組む姿勢を改めて強調した。【井本義親、村尾哲】
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