福島第一原発では、放射能除去装置 【ALPS】 が 『原因不明の故障』
を起し、全機稼働を停止しているとのこと。
NHKの報道で、現地の東電スタッフが「まだ原因が特定されていない」 と
言っていたので、確かに 『原因不明の故障』 で復旧の目処が
立っていないようだ。
そういう状況なのに、原発再稼働を認める方向で原子力規制委員会が
ハンドルを切り始めた。
当初、立て前では 『安全確認』 を謳っていた原子力規制委員会が、
ここに来て、『積極的に』再稼働を目指す方向に急転換したようだ。
大飯原発と云う、札付きの『活断層』 を関西電力は「断層ではない」
と主張し続け、推進派の要求にも動かされて、曖昧なままにしてきた。
現地調査に加わった更田委員は
と話した、とのこと。「比較的新しく、私たちから見て条件のいい炉が申請されている。地震・津波対策で規制委と電力会社の意見の衝突がない限り、不合格ということはないだろう」
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大飯原発、夏までに審査終了の見通し 規制委委員が言及
(朝日新聞) - 2014年1月9日(木)23:12
原子力規制委員:6原発10基合格見通し 現地調査で発言
(毎日新聞) - 2014年1月9日(木)23:46
原子力規制委員会は9日、再稼働に向けて安全審査中の関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)を現地調査した。施設の安全対策審査を担当する更田(ふけた)豊志委員は同原発など審査が進む6原発10基の名を挙げ、「基準に不適合とされる原発が出てくるとは想像していない」と話し、いずれも審査に合格するとの見通しを示した。
6原発10基は、昨年7月に電力4社が申請した、大飯3、4号機▽関電高浜3、4号機▽九州電力玄海3、4号機▽九電川内1、2号機▽四国電力伊方3号機▽北海道電力泊3号機。更田委員は「比較的新しく、私たちから見て条件のいい炉が申請されている。地震・津波対策で規制委と電力会社の意見の衝突がない限り、不合格ということはないだろう」と話した。
更田委員はこの日、原子力規制庁の職員11人と大飯原発を調査。室内が狭い点などの改善を求めた緊急時対策所など約8項目を見て回った。調査後、記者団に対し、安全対策の進捗(しんちょく)状況について、「高い場所にあり、津波対策の難しさがない分だけ(前日に現地調査した)高浜原発より先行している」と印象を語り、「夏になって、まだ安全審査をやっているとは思わない」と話した。更田委員は8日、高浜原発3、4号機の調査後、「夏までの再稼働は不可能ではない」と発言していた。
審査中の他の原発との比較では、「伊方、川内、玄海、高浜と大きな差があるとは思わない」と話した。ただ、再稼働の時期について「(島崎邦彦委員長代理が担当する)地震・津波関連の議論次第」との考えも示した。
更田委員が大飯原発を現地調査するのは、新規制基準の施行(昨年7月)前の昨年6月以来。当時は全国で唯一稼働していた3、4号機について、「運転停止を求める重大な問題は無い」との認識を示していた。
大飯原発を巡っては、重要施設の非常用取水路を横切り、活断層の疑いが指摘されている断層、F-6破砕帯について、原子力規制委の有識者調査団が昨年11月、「活断層ではない」とする報告書案を示している。【吉田卓矢、松野和生】
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