今日は、昨日から話題になっているプロ野球の『統一球』問題や
アメリカ・オバマ政権公認で秘密裏に行われていた広義の『盗聴』
など、色々と大問題があるが、私は毎日新聞朝刊で見た、復興庁幹部
の暴言ツイート問題を取り上げてみます。
復興を推進すべき官庁の幹部が、復興を目指して奮闘する人々を
軽蔑し「馬鹿にした」発言をTwitter上に流し続けていたという話し。
トンデモ発言だが、毎日新聞がこの発言者が水野靖久参事官(45)である
と突き止め直接取材したもののようです。
その「つぶやき」内容は余りにもオゾマシイので、私はここでは引用
しませんが、以下の記事からお読みください。
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復興庁:幹部ツイッター暴言
「左翼クソ」「懸案曖昧に」
毎日新聞 - 2013年06月13日 07時00分
復興庁で福島県の被災者支援を担当する幹部職員が個人のツイッター上で「国家公務員」を名乗り、課題の先送りにより「懸案が一つ解決」と言ったり、職務上関係する国会議員や市民団体を中傷したりするツイートを繰り返していたことが分かった。政府の復興への取り組み姿勢を疑われかねないとして、同庁はこの職員から事情を聴いており、近く処分する方針。
水野氏のツイート拡大写真(毎日新聞Web版より)
この職員は総務省キャリアの水野靖久・復興庁参事官(45)。千葉県船橋市の副市長を経て昨年8月同庁に出向し、東京電力福島第1原発事故で約15万人が避難する福島県の支援を担当。超党派の議員立法で昨年6月に成立した「子ども・被災者生活支援法」に基づき、具体的な支援策を定める基本方針のとりまとめに当たっている。
水野氏は今年3月7日、衆院議員会館で市民団体が開いた集会で、同庁側の責任者としてとりまとめ状況を説明。
同日「左翼のクソどもから、ひたすら罵声を浴びせられる集会に出席」とツイートした。
翌8日には「今日は懸案が一つ解決。正確に言うと、白黒つけずに曖昧なままにしておくことに関係者が同意」と、課題の先送りを歓迎するかのような内容をツイートしていた。
ツイートは水野氏が現職に就いて以降、分かっただけで計約600回に上る。以前は本名でツイートしていたが、昨年10月からは匿名に切り替えた。
実際に同法を巡っては、支援の対象とする地域の放射線量の基準が決まらないことから、成立からほぼ1年がたっても基本方針がまとまっていない。根本匠復興相は3月15日、基本方針と別に同法の趣旨を踏まえた支援策「被災者支援施策パッケージ」を発表したが、成立に関わった国会議員や期待していた市民団体は、内容が当初の想定から後退しているとして「骨抜きだ」と批判していた。
水野氏はこれらの国会議員や閣僚に対しても文脈から相手がほぼ特定できる形で「ドラえもん似」「虚言癖」などと中傷していた。
水野氏はツイートの真意をただした毎日新聞の取材に「個人でやっている」「記憶にない」とだけ繰り返し、コメントを拒否。その直後、ツイッターのアカウントを削除した。
復興庁は重大な事案だとして事実を確認中で、「結果などを踏まえて適切に対処したい」としている。【毎日新聞:日野行介、袴田貴行】
暴言:復興庁幹部がツイッターで
見識疑う、つぶやき 関係者「本気で取り組んでるのか」
毎日新聞 - 2013年06月13日 東京朝刊
◇国会議員の質問通告受け「4問被弾。あー面倒」
◇自治体議会「余りのアレ具合に吹き出しそう」
国会議員から国会での質問通告が多数寄せられると、ツイッターで「今日も大量被弾なう」--。福島県の被災者支援を担当する復興庁幹部の見識を疑うツイート内容が判明した。原発事故で多数の住民が故郷を追われ、今も将来を描けずにいる。「本気で支援に取り組んでいるのか」。関係者から怒りの声が上がった。【日野行介、袴田貴行】
ツイートの主、同庁の水野靖久参事官(45)は11日夜、毎日新聞の取材を受け、翌12日に同庁から事情を聴かれた。自身がつづったものと認めた模様だ。
水野氏は昨年成立した「子ども・被災者生活支援法」の基本方針のとりまとめ役で、国会議員の質問通告を受け大臣などの答弁を作成する立場にある。その質問通告が来るたび、「4問被弾。あー面倒」(昨年11月1日)などとふざけた調子でつぶやいていた。
「労働者の党が(質問)通告を出さないため、多数の労働者が深夜残業なう」(同10月31日)と、特定政党への不満をつづることもあった。
水野氏は福島県に頻繁に出張。同県のある自治体の議会について「田舎の町議会をじっくり見て、余りのアレ具合に吹き出しそうになりつつ我慢」(同11月15日)と小ばかにしていた。
同10月4日に「そろそろツイッターで本名さらすのは止(や)めようかな。今さら遅いかな」。以前は実名でつぶやいていたが、これ以降は「ninja rider」という仮名を使用。約1300人のフォロワーがついていた。
水野氏について、今年1月に参院議員会館で開かれた同法を巡る集会の参加者の一人は「腰が低く、丁寧に説明する人物だと思っていた」と驚きを隠さない。同法は与野党全会一致で成立したにもかかわらず、宙に浮いた格好となっている。水野氏は「政権交代で法律の中身の検討がストップしたが、改めて検討します」などと説明したという。
同法は国による住民の健康調査など幅広い被災者支援を求めている。具体的な支援策が一向にまとまらないことに疑問を呈する声が、県内外の住民団体から上がっていた。
復興庁幹部、ツイッターで暴言 「左翼のクソども」
(朝日新聞) - 2013年6月13日(木)11:00
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復興庁幹部暴言ツイート
:復興相が謝罪 国の姿勢疑う声も
毎日新聞 2013年06月13日 11時45分
復興庁で福島県の被災者支援を担当する水野靖久参事官(45)がツイッターで暴言を繰り返していた問題は、13日の衆院東日本大震災復興特別委員会で根本匠復興相が謝罪。同県の地元自治体などからは「国は腹の中でどう思っているのか」と国の姿勢を疑う声も上がるなど波紋が広がった。
◇復興相「深くおわび」
「発言が事実とすれば国家公務員として不適切で、関係者に不快な思いをさせたのなら率直におわびしたい」。根本復興相は復興特別委で、沈痛な表情で頭を下げた。現在事実を確認中として「結果を踏まえ、この職員への指導を含め適切に対処したい」と述べた。
質問に立った委員からは再発防止を求める声が上がった。小林鷹之衆院議員(自民)は「多くの尊いものを失った人たちが明日をつかもうと頑張っており、懸命に支援している関係者にも極めて失礼。厳しい対応を取ってほしい」と要望した。【袴田貴行】
◇福島・川俣町「残念」
「田舎の町議会をじっくり見て、余りのアレ具合に吹き出しそうになりつつ我慢」とツイートした昨年11月15日、水野氏は避難区域が残る福島県川俣町の町議会全員協議会に出席していた。佐藤喜三郎議長は「我々は避難住民のために何をすべきか真剣に議論している。声が高くなったり議論の内容が幼稚に見えたかもしれないが、そういう目で見られたのは残念」と悔しがる。さらに「国の担当者が来ては『迷惑をかける』と頭を下げるが、腹の中ではどう思っているのか」といぶかった。
水野氏が担当する「子ども・被災者生活支援法」による具体的な支援を待ち切れず、山形市での母子避難を断念して4月に同県二本松市に戻った主婦、安斎牧子さん(36)は、課題の先送りを「懸案が解決」としたツイートについて「昨年6月に決まった法律がいまだ活用されない。発言はきっちり決めるつもりがない国の姿勢の表れ」と失望を隠さない。「個人を処分して終わりでなく、政府全体の姿勢を見直してほしい」と求めた。【乾達】
◇悲しい気持ち
同法の発議者の一人、川田龍平参院議員(みんな)は「原発事故から2年がたち、官庁にはああいう人が多いのではないか」と、霞が関全体の空気を推し量った。質問通告が遅いなどとして不満をツイートされた高橋千鶴子衆院議員(共産)は「委員会(の日程)が立て込んでいる中で最大協力し、寝ないでやっているのに」。水野氏が「左翼のクソどもから罵声を浴びせられた」とツイートした集会を主催したNGO「FoEジャパン」の満田夏花(かんな)理事は「実際には罵声などなかった。とても悲しい気持ち」とため息をついた。
【毎日新聞:青島顕、日野行介】
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