JUNSKY blog 2015

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『女性の丸刈り』 三題噺 イジメ・体罰の絡みでも話題に

2013-02-08 23:06:49 | 社会
2013年2月8日(金)

 「峯岸みなみ坊主謝罪」 について、あれこれの『議論』がかまびすしいが、

先日の『経済雑誌』・週間ダイヤモンドのWeb版に、詳しく論じる長い

記事が掲載された。 あまりにも長いので引用しないが下記からどうぞ!

AKB48峯岸みなみ坊主謝罪問題に「正義」はあったか?
「文化」と「女性の尊厳」から考える

 (ダイヤモンド・オンライン) - 2013年2月5日(火)09:10


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 その中心的論点は大旨下記のような感じ。

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*アイドルである若い女性が謝罪のために髪を刈らなければならないのか?
違和感を感じる理由は何か? それは、日本には女性が謝罪する時に
坊主になるという「文化」がないからだ。

*峯岸みなみ本人が自分の意思で坊主頭になったことになっているが、
それを信じている人は少ない。たとえ本人の強い意志があったとしても、
それを許可した運営側や秋元康の判断に対する違和感、嫌悪感は拭えない。

*女性が髪を刈ることは、(欧米や日本など多くの社会においては)
女性性を削ぎ取ることだからである。
だから、女性性を排除する必要がある尼僧は髪を剃るし、映画『G.I.ジェーン』
のなかで、主人公役のデミ・ムーアが丸坊主になったのも、
軍隊においては女性性を排除する必要があるからだ。

*多くの人が感じている違和感、嫌悪感の正体は、町村氏が論じている理屈に
拠って立つものだろう。要するに、今回の謝罪劇、峯岸の謝罪動画は
パワハラであり、いじめであると、多くの人が感じているわけだ。

*今回の坊主謝罪問題に関する議論は、ある意味でもっと根源的で根深い。
それは「女性の尊厳」に関わる問題だからだ。
これまで、世界は幾多の問題に直面し、乗り越えてきた。
21世紀は、女性の尊厳を奪うものとの戦いの世紀である。

*1944年、パリがナチス・ドイツ軍から解放されたとき、それまでナチスに
協力していた女性やナチス相手に(売春など)の商売をしていた女性を
パリ市民は取り囲み、丸坊主にした。
では、なぜ髪を切ることが犯罪になるのか? 
なぜ髪を刈ることが、激しい憎悪をぶつける行為となるのか? 
それは、髪が女性の尊厳に結びついているからにほかならない。

*今回の坊主謝罪事件。
アイドルというものが、その国の「文化」を象徴し、「時代」も象徴する
存在であることを改めて痛感する機会となったことは間違いない。

ダイヤモンド・オンライン - 2013年2月5日 竹井善昭
 [ソーシャルビジネス・プランナー&CSRコンサルタント/
 株式会社ソーシャルプランニング代表] 


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 坊主頭 「二題目」は・・・

 上記の【ダイヤモンド・オンライン】Web版に掲載された竹井善昭氏が

取り上げている、ナチスからのパリ解放時のナチス協力者であった女性を

丸刈りにして晒し者にした写真は、あのロバート・キャパが撮したもので、

先日のNHKの番組でも取り上げられていた。



沢木耕太郎 推理ドキュメント
運命の一枚 ~"戦場"写真 最大の謎に挑む~

 【NHKスペシャル】 - 2013年2月3日(日) 午後9時00分~9時49分



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そして、坊主頭 「三題目」は、英国女王・エリザベス1世も坊主頭だった

と云う話し。 

これを扱った ドニゼッティのオペラ 《マリア・ストゥアルダ》 が明日からの

MET Live Viewing で、MET初演を放映されるという。

そして、エリザベス1世を演じるソプラノ、E・ヒーヴァーが、女王になりきるため、

頭を剃り上げた
 と云う話題。



Twitterでは、以下の通り 

METライブビューイング 公式 ‏@MET_LIVE_JP
《マリア・ストゥアルダ》でエリザベス1世を歌う実力派ソプラノ、E・ヒーヴァーが、歴史上、病気で髪の毛を失いカツラだったといわれる女王になりきるため、頭を剃り上げたことが現地メディアでも話題に!鬼気迫る演唱をお見逃しなく
:http://nyti.ms/Xh72gL



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 さて、JOC傘下のスポーツ界での暴力問題。

JOCとして傘下の各競技団体にヒアリングした結果、

【対象となった31団体全てが暴力はなかったと回答したと発表した】

 とのこと。 俄には信じ難い結果である。

31団体、暴力なしと回答
=JOCの聞き取り調査

 (時事通信) - 2013年2月8日(金)20:24

 日本オリンピック委員会(JOC)は8日、指導現場における暴力の有無を把握するため、五輪競技の加盟団体を調査した結果、対象となった31団体(全日本柔道連盟と加盟資格停止中の日本クレー射撃協会を除く)全てが暴力はなかったと回答したと発表した。

 JOCは、柔道の日本代表を含む女子15選手が監督らの暴力を告発したことを受け、調査を7、8日に実施。選手強化担当の福井烈理事、平真事務局長らが各団体の強化責任者と個別に面接し、ロンドン五輪までの4年間に、代表レベルで指導者の暴力やパワーハラスメント行為があったかどうかを尋ねた。

 調査終了後に記者会見した福井理事は「31団体全て、(暴力は)一切ないとの答えをいただいた」と話した。市原則之専務理事は「2日間で何が分かると思われるだろうが、真剣にこの問題に取り組むJOCの姿勢を強化担当者に見せた」と説明し、「体罰という言葉が死語になるようにしたい」と述べた。 



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1 コメント

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hierarchy (noga)
2013-02-11 20:51:46
「なんで人を殴るのか」と問えば、「態度が悪いからだ」と答える。
相手が服従の態度を示さないところが、気に入らないのであろう。
当人は、やけっぱちになっている。

日本語には、階称 (言葉づかい) というものがある。
上と見るか、下と見るかの判断を迫る日本語を使えば、モノの上下に関する判断は常について回る。
この上下感が日本人の判断を狂わせている。

「下におれ、下におれ」の掛け声は、昔から続いた為政者の要求である。
理屈はない。ただ、指導者の要求のみがある。
世俗の上下制度が唯一の頼りとなっている。
「がんばって」の掛け声のようなものか。
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