今日は、東京オリンピック招致に向けた
竹田恒和・日本オリンピック委員会(JOC)会長や
安倍総理の福島第1原発の『安全性』に関する発言について、
【Wall Street Journal;WSJ】 が報道した「怒りの声」を御紹介
して、手抜きとします。
フクシマウォッチ:東京オリンピック巡る怒りのツイート
(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版) - 2013年9月12日(木)10:00
東京が2020年のオリンピック開催地に決まったことを多くの日本人が喜んだが、この勝利の代償を福島が払うはめになりかねないとの声も多い。
ツイッターやブログでは過去数日、竹田恒和・日本オリンピック委員会(JOC)会長の4日の発言に対する怒りが飛び交っていた。
福島第1原発の放射能汚染水問題について、東京がこの原発から離れているため安全だと海外メディアに請け負ったコメントだ(確かに約250キロ離れてはいる)。
福島は汚染されているかもしれないが東京には実際関係ないとの考えが示唆されている、と一部住民は指摘した。
東北地方の住民だという「はんどる」さんは6日、「福島の人のこと考えてんのか!」とツイートした。
安倍晋三首相が投票直前に国際オリンピック委員会(IOC)総会で、
福島第1原発の”situation is under control”(制御されている)と訴えたが、これにも現場では疑いもあった。
同原発で復旧活動に従事しているという「TSさん」は、安倍首相は「原子力災害のスペシャリストではないし環境への影響のスペシャリストでもない」とつぶやいた。
同原発では、東京電力が2011年3月の原子炉3基のメルトダウン以来、放射能汚染の封じ込めに悪戦苦闘している。こうしたツイートは、付近の一部の人が感じている絶望や無視を反映している。
地下水の汚染濃度上昇とタンクからの高濃度汚染水の漏れが最近見つかったことから、福島住民の健康を心配する声や東電と政府は汚染を制御できていないとの世界的懸念が浮上した。IOC委員らは、安倍氏らが20年のオリンピック会場に東京がふさわしい理由を効果的に説明したと述べた。
東京が選ばれた今、オリンピック開催というプレッシャーは福島第1原発の汚染除去の試みにプラスになるだろうか。
オリンピックの準備に伴い海外からの目が厳しくなるため、東電などが行いを改めるとの見方もあれば、除去の手だてを強化しない限り作業員へのプレッシャーが増すだけだとの考えもある。最も疑い深いツイートは、福島第1原発自体の、幻滅した作業員からのものだった。
同原発の作業員を名乗る「東電ジョージ」さんは7日、「安倍さん、あなたはオリンピック誘致のためなら福島を切り捨てるおつもりですか。収束・廃炉の費用はどのようにお考えなのか?」とツイートした。
TSさんは8日には、「福島第1原子力発電所の廃炉は少なからず、いや、確実にオリンピックの影響を最悪の形で受けることになることだけは約束しよう」とつぶやいている。
記者:Phred Dvorak
原文(英語):
http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2013/09/10/fukushima-watch-tokyo-olympics-victory-more-grief-for-fukushima/
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