畠山鈴香さん冤罪の可能性が又一歩前進しました。
さきがけ on The Web より
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【 藤里町の連続児童殺人事件で県警は25日、畠山彩香ちゃん=当時(9つ)=の行方不明後に能代署が実施した検問は、発表していた2回ではなく1回だけだったと訂正した。杵淵智行本部長が能代署の小林貴署長を、岸野篤司刑事部長が能代署刑事課長を、それぞれ口頭で厳重注意した。
県警によると、5月18日に米山豪憲君=当時(7つ)=が遺体で発見された直後、彩香ちゃん事件の捜査について報告を求められた能代署刑事課長が、同時期に八峰町で発生したコンビニ強盗事件の検問と混同。「検問は4月10日と16日に実施した」と、能代署長と県警本部に伝えた。
7月中旬、刑事課長が再び彩香ちゃん事件の捜査事項を確認したところ、「16日に実施した」としていた検問は行っておらず、コンビニ強盗事件について4月14日に行った検問と混同していたことに気付いたという。刑事課長は口頭で署長に報告したが、署長は訂正の報告をするよう指示しなかった。
(2006/08/25 22:41)】
またもや、初動捜査のズサンさを示す「訂正」が行われました。
結局、初動に失敗し、真犯人を捕捉できなかった能代署と秋田県警が、畠山鈴香さんを、どうにかして真犯人に仕立て上げるために、さまざまなガセネタをでっち上げてマスコミにリークして、バッシングを行うことで、万人に「畠山鈴香が真犯人」と思い込ませた、という「構図」がはっきりして来ました。
しかし、私どもの活動を始め、この捜査に疑問の声を上げるネットワークが、大きく広がる中で、そのような虚構が通用しなくなってきたものと思われます。
最初は、私の小さい一歩でした(他にもそういう一歩を踏み出された方も、もちろんいらっしゃいました)が、ブログとネットが世の中に影響を与えることができるという貴重な経験をしたことになります。
これからも、この問題では、都度疑問を追及してゆきたいと思います。
今後とも、皆さまの一層強力なご支援を、よろしく御願い致します。
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秋田小1児童殺害事件-45 【連載第1回目から読む】
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さきがけ on The Web より
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【 藤里町の連続児童殺人事件で県警は25日、畠山彩香ちゃん=当時(9つ)=の行方不明後に能代署が実施した検問は、発表していた2回ではなく1回だけだったと訂正した。杵淵智行本部長が能代署の小林貴署長を、岸野篤司刑事部長が能代署刑事課長を、それぞれ口頭で厳重注意した。
県警によると、5月18日に米山豪憲君=当時(7つ)=が遺体で発見された直後、彩香ちゃん事件の捜査について報告を求められた能代署刑事課長が、同時期に八峰町で発生したコンビニ強盗事件の検問と混同。「検問は4月10日と16日に実施した」と、能代署長と県警本部に伝えた。
7月中旬、刑事課長が再び彩香ちゃん事件の捜査事項を確認したところ、「16日に実施した」としていた検問は行っておらず、コンビニ強盗事件について4月14日に行った検問と混同していたことに気付いたという。刑事課長は口頭で署長に報告したが、署長は訂正の報告をするよう指示しなかった。
(2006/08/25 22:41)】
またもや、初動捜査のズサンさを示す「訂正」が行われました。
結局、初動に失敗し、真犯人を捕捉できなかった能代署と秋田県警が、畠山鈴香さんを、どうにかして真犯人に仕立て上げるために、さまざまなガセネタをでっち上げてマスコミにリークして、バッシングを行うことで、万人に「畠山鈴香が真犯人」と思い込ませた、という「構図」がはっきりして来ました。
しかし、私どもの活動を始め、この捜査に疑問の声を上げるネットワークが、大きく広がる中で、そのような虚構が通用しなくなってきたものと思われます。
最初は、私の小さい一歩でした(他にもそういう一歩を踏み出された方も、もちろんいらっしゃいました)が、ブログとネットが世の中に影響を与えることができるという貴重な経験をしたことになります。
これからも、この問題では、都度疑問を追及してゆきたいと思います。
今後とも、皆さまの一層強力なご支援を、よろしく御願い致します。
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秋田小1児童殺害事件-45 【連載第1回目から読む】
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この会議の数日後に畑山鈴鹿さん逮捕。
普通は証拠が有るから逮捕するのが警察と考えますが、地元の町長や知事、県警本部長などの圧力に追い詰められ、警察批判をしていた畑山鈴鹿さんを一石に鳥、警察にとってちょうど良い犯人として逮捕したように見える。
勘繰られたくなかったら、最初から拘置所に拘留して適正な捜査をすべきです。
とりあえず秋田県警に彼女の取り扱いに留意していただくよう手紙を書きました。容疑も確定しないのに犯人扱いされて、推定無罪の原則なんて聞いたこともないようなメディアのいいエサになっているのはそれだけで十分すぎるストレスです。もし無実だったら、(私は多分無実だと思うんですけど)、いじめられて育ち、一人娘を亡くした上に殺人鬼呼ばわりされている彼女の人生があまりにもかわいそうです。たとえ万一ほんとに犯人だったにしても、それならそれで、いじめていじめて彼女を追い詰めた社会の責任が問われなければなりません。
秋田県藤里町の事件では、畑山鈴鹿さんの動機は曖昧ですが秋田県警の動機は明快に存在します。
疑惑の本人が「これは事件」と大騒ぎ。張り紙まで用意し、取材記者には「警察の調べはおかしい」と告白。つまり「事故にしたがる警察、事件にしたがる容疑者」という不可思議な構図から事は始まる
秋田県警本部では「初動捜査に問題はなかった」と発表するが、結果は予想された通りの連続殺人事件。亡くなった児童の父親は、警察に殺されたと発言する始末。
5月31日の発言以前の24日の知事発言…、「当時、一県民として果たしてそう(事故)なのかと不安があったことも事実。県警は真実を県民に伝えるべきだ」、「東京や他県に聞こえては、秋田のイメージが悪くなる」
(県知事は県警本部を統括する責任者)
普通冤罪は捜査当局の能力不足や思い込みが原因で、警察当局が動機を有するなど言語道断。
重大な動機があり機会と能力がある場合には疑われても仕方があるまい。
疑われる可能性の有る場合には疑われないように慎重に捜査するのは部外者に言われるまでも無いが、警察がその事を考慮した形跡は全く無い。
第一回目からお読み頂いたでしょうか?
便宜のため 【連載第一回目から読む】 を、この記事にも追加致しましたので、まだお読みでなかったら御覧ください。
連載のそれぞれの記事に、コメント頂いて結構です。
どの記事にコメントが追加されたかは、こちらで分かりますので。
今後ともよろしく御願い致します。
事件の捜査は一本の密告電話から始まったそうです。鹿児島県の志布志という町の山間にある、懐(ふところ)という小さな集落の出来事です。映像では山林の間に畑や民家が点在する長閑そうなところでした。人口僅か20人の住民のうち、選挙違反容疑で10人が逮捕されたそうです。他の集落の住民も含め、計14人が、ある候補によって買収されたという容疑だったそうです。(金額は合計で190数万円)被告の中には一度は自白した人も何人かはいたらしいのですが、今では全員が容疑を否定し、取調べの過酷さを訴えているそうです。
被告としてVTRに出て来たのは70代二人。(男性一人。女性一人)50代3人(男性二人。女性一人)でした。
「お前がやったのだろう」と何度も目の前の机を強く叩く。
「自白しなければ家族も逮捕する」など、細かくは覚えていませんが、もっと激しい言葉を浴びせられたようなことも言っておられました。あるいは「選挙違反は交通違反と同じだから、さっさと白状すれば軽い罰金刑で済むから」とも言われたそうです。
いかにも純朴で堅そうな山村の方たちばかりなので、警察から疑われ、厳しい取調べを受けたことだけでも精神的にかなりの打撃を受けてしまったようです。連日の取調べに70代のお年寄り二人は倒れて救急車で搬送され、数日間の入院。50代の3人は自殺未遂をしてしまったそうです。
男性一人は妻とともに心中を図って、あやうく長男に発見されたそうです。女性一人は精神的に不安定になり、壁に頭をぶつけたり、電器コードを首に巻いて死のうとした。崖から渓谷に飛び込んだ男性は釣り人に救助されましたが、その時に「何度言っても警察が信用してくれない。家族にも迷惑がかかるので死にたかった」と言ったことを「選挙違反をしたので、死んでお詫びをしたかった」と調書に書かれてしまった。そのことについては、証人である救助者の釣り人自身が調書が捏造されたと裁判でも証言したそうです。男性本人も「死んでお詫びをしたかった」などとは言っていないと検察官に訴えましたが「『家族に迷惑がかかるので死にたい』も『死んでお詫びをしたかった』も同じことでしょう」と言われたという。買収現場の見取り図も書かされたそうですが、それは取調官が鉛筆で下書きしたものをペンでなぞらされたということです。
弁護士は自白調書を証拠採用しないように裁判所に要請したが、それは却下され、自白の内容の信憑性については今後の裁判で検討するとのこと。
告発状を書いた捜査官によると、いくら調べても自白を裏付ける証拠が出てこないので、捜査官の多くが次第に事件そのものに対する疑問を抱くようになって行ったということですが、当時の署長が「やる気のないやつはここから出て行け」などと叱責して捜査は継続されたとのこと。
鳥越さんは裁判員制度の発足とも絡め、取調べの透明化を強く訴えていました。
第2次対戦中に日本が核兵器を開発していたという特集と、いわゆる九州大学捕虜生体解剖事件の特集を組んだのは、鳥越俊太郎さんの番組でした。
以下のブログをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/q9united/e/ae455b799ad19e004363b93a8868ebcf
そして、これを映像で見られるリンクは
http://blog.goo.ne.jp/q9united/e/d87bec4d40532ed901c79e516dfa5c87
です。