AP通信の「公式Twitter」がハッカーに侵入され、ニセ情報を書き込んだことから
ダウ平均株価が急落し、数分後にニセ情報であることが確認されたので、株価は
元に戻ったと云う。現地時間4月23日の午後1時過ぎのことらしい。
ダウ30平均工業株価 (2013/4/23 一日の推移)
(YAHOO!Finance "http://finance.yahoo.com/q?s=^DJI"よりコピペ)
この数分間の取引き高は極めて大きかったようなので、意図的にニセ情報を
流して、株価を急落させ、この局面で大量の株を安値購入して、反発して元に
戻った処で売り逃げして『ボロ儲け』した連中が居ることは明らかである。
当然、その連中はハッカー集団であるだろうことは連想される。
ただ、乱高下したと云っても、この5日間の大きな動きの中では僅かの上下。
ダウ30平均工業株価 (2013/4/17 ~ 23,5日間の推移)
(YAHOO!Finance "http://finance.yahoo.com/q?s=^DJI"よりコピペ)
産経新聞によると、その連中は、シリア電子軍(SEA) を名乗る組織だとのこと。
この連中が、シリア政府に関係しているのか単に名を騙っているのかは不明。
流したニセ情報は、
「ホワイトハウスで2回の爆発があり、オバマ(大統領)が負傷した」
とのボストンテロで神経質になっているアメリカにとって極めて悪質な内容。
(NHK-TVニュース 4月24日 6時20分 よりこぴぺ)
下記の産経新聞Web記事によると
【SEAは主に欧米メディアを対象にしたハッキング行為を昨年から活発化して】
いたとのこと。
弱みに付け込んで人身を惑わす卑劣で許せない蛮行である!
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ニセテロ情報にウォール街大混乱
「シリア電子軍」が犯行声明
(産経新聞) - 2013年4月24日(水)10:49
【ニューヨーク=松浦肇】
AP通信の短文投稿サイト、ツイッターから23日、「ホワイトハウスで2回の爆発があり、オバマ(大統領)が負傷した」との偽のテロ情報が流れ、株価が一時急落するなど米国の株式市場が混乱した。
シリア電子軍(SEA)を名乗る組織が犯行声明を出した。
この組織の実態は不明。
株価操作やネット経由で社会不安を狙うサイバー・テロなどの疑いがあるため、米連邦捜査局(FBI)と米証券取引委員会(SEC)が調査を開始した。
「特ダネ」と称する偽情報がAPのツイッターで流れたのは23日午後1時過ぎ。
APのツイッターは190万人のフォロワー(登録閲覧者)がいて大きな影響力があり、1万4700ドル前後で推移していたダウ工業株30種平均は1%相当の140ドル安い水準まで売り込まれる場面があった。
APが情報を否定して株価は反転したが、4-5分ほど市場が混乱。ウォール街はアルゴリズムと呼ばれるコンピューターによる自動売買が主流で、ゼネラル・エレクトリックなど多くの株式が一斉に急落した。
事件の直後に、SEAがツイッター経由で「おっと、APがSEAに乗っ取られた」と犯行声明を発表し、AP記者が利用するツイッターのパスワードを盗んだことを示唆した。SEAは主に欧米メディアを対象にしたハッキング行為を昨年から活発化しており、FBIなどはSEAの関与を含め、事実関係の解明を急いでいる。
AP通信「偽ツイート」で混乱
NHK - 4月24日 6時20分
アメリカの通信社、AP通信のインターネットのツイッターに、何者かが不正にアクセスし、「オバマ大統領が爆発でけがをした」という、うその情報を書き込み、ニュース速報として伝えられたことから、ニューヨーク株式市場では株価が一時下落するなど混乱が起きました。
アメリカのAP通信によりますと、23日、ニュース記事などを伝えているインターネットのツイッターに、何者かが不正にアクセスし、「ホワイトハウスで爆発が2回起き、オバマ大統領がけがをした」と書き込みました。
書き込みはニュース速報としてインターネットを中心に広く伝えられたことから、ニューヨーク株式市場では一時、売り注文が殺到し、情報が流れてから僅か2分間でダウ平均株価の下げ幅は140ドルを超えました。
また、ニューヨーク外国為替市場でも一時、ドルが売られましたが、その後、書き込みが誤った情報だったことが確認されたことから、株価は値を戻すなど、混乱は収まりました。
ホワイトハウスのカーニー報道官は、記者会見で「大統領に変わりはない。さっきまで私は大統領と一緒だった」と述べ、書き込みの内容を否定しました。
今回の事態について、AP通信の広報担当者は、NHKの取材に対し、「ハッキングの被害を受けたが、詳細は分かっていない。ツイッターを運営する会社と協力して原因を調査している」と話しています。
AP通信にハッカー攻撃、偽情報で米株価が急落
(読売新聞) - 2013年4月24日(水)10:00
【ワシントン=白川義和】
AP通信のツイッターのアカウントが23日、何者かによるハッカー攻撃を受け、「ホワイトハウスで爆発があり、オバマ米大統領が負傷した」との偽りの情報が掲載された。
これを受け、ニューヨーク株式市場のダウ平均株価(30種)が一時、140ドル以上、急落した。
AP通信はただちにツイッターを停止、偽情報であることを発表し、株価は回復した。カーニー大統領報道官は攻撃直後の定例記者会見で大統領は無事だと述べた。
「ホワイトハウス爆発」で市場混乱=米AP通信にハッカー攻撃
(時事通信) - 2013年4月24日(水)08:05
【ニューヨーク時事】
米AP通信が開設しているツイッターが23日午後、何者かによるハッカー攻撃を受け、ホワイトハウスで爆発があったとの虚偽の情報が流れた。これにより、円相場が急騰するなど、金融市場が一時乱高下する事態となった。ボストン爆弾テロ後、米国で高まる不安心理を突いた行為とみられる。
ツイッターには、ホワイトハウスで2度の爆発があり、オバマ大統領が負傷したとの書き込みがあった。AP通信はハッカー攻撃を受けたとしてツイッターを閉鎖した。
AP通信のツイッター乗っ取り 偽情報で株乱高下
「シリア電子軍」が犯行声明
日本経済新聞 - 2013/4/24 10:04
【ニューヨーク=小川義也】
AP通信が23日、ハッカーの攻撃を受け、同社のツイッターのアカウントから「ホワイトハウスで爆発が2回あり、オバマ大統領が負傷した」との偽の情報が流れる騒ぎがあった。同日午後の米株式市場ではダウ工業株30種平均が数分間で140ドル超急落したが、偽情報だと判明するとすぐに急落前の水準に回復した。
AP通信はハッキングされた同社のアカウントを即座に閉鎖し、対策に乗り出した。ホワイトハウスのカーニー大統領報道官も同日午後の会見で、爆発などの事実を否定した。AP通信のツイッターアカウントは190万人の登録利用者がいる。
AP通信は同日、「シリア電子軍」を名乗るグループが犯行声明を出し、米連邦捜査局(FBI)が捜査を始めたと報じた。APによると、攻撃前に何者かが同社の記者に不審なメールを送りパスワードを盗もうとするなど、社内ネットワークへの侵入を試みる動きがあったという。
米国では15日にボストンで起きた爆破テロ事件後、新たなテロへの警戒が強まっている。市場では不安心理が高まっており、動揺が広がった。偽情報が流れたことを受け、円相場も一時98円台半ばまで円高に振れた後、戻すなど乱高下した。
ツイッターを巡っては最近、ハッカーによる乗っ取りが相次いでいる。最近では英国放送協会(BBC)や米CBSの人気番組、米バーガーキングなどのツイッターアカウントも被害を受けている。
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