喜ばしいことに、日本の探査宇宙船「はやぶさ」が幾多のトラブルを克服して地球に帰還した。
はやぶさ ニュース 20100614 0050
これで、この分野の技術では世界一であることが証明されたと言える。
誰かさんのように「2位ではいけないんですか?」じゃないのだ。
持ち帰ったはずの標本が、実際に研究に役立つかどうかは、今しばらく時間が掛かるらしい。
しかし、エンジンが全て故障したのにパーツの構成を遠隔操作で組み替えて機能させたなど、とても考えられない高度なテクニックだと思う。
探査機「はやぶさ」が地球に向けてカプセルを放出するときの想像図
(宇宙機構、池下章裕さん提供)
大気圏突入前、はやぶさが最後に撮影した地球
(13日午後10時2分)
=宇宙機構提供 【読売新聞社】
「はやぶさ」落下カプセル回収へ、太陽系の起源解明に期待
(トムソンロイター)
南天の天の川の前を右下から上方へ横切った「はやぶさ」
と回収カプセル=日本時間13日午後10時51分から
星を自動追尾して3分間露光、
豪州南部グレンダンボ近郊、東山写す
(朝日新聞 2010年6月14日0時22分更新)
小惑星探査機「はやぶさ」、地球に帰還
ASCII.jp による「はやぶさ」に関する詳しい案内
(関係者へのロングインタビューあり)
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はやぶさ、地球帰還=豪州砂漠にカプセル落下
―小惑星の砂に期待・宇宙機構
時事通信 2010年6月14日(月)01:03
宇宙航空研究開発機構は13日午後7時51分(日本時間)、探査機「はやぶさ」から小惑星「イトカワ」の砂が入っている可能性のある耐熱カプセルを分離した。カプセルは大気圏に突入し、オーストラリア南部ウーメラ近くの砂漠に落下した。はやぶさ本体も同10時28分の通信を最後に突入して燃え尽きたとみられ、7年の長旅が終わった。
小惑星の砂を回収できれば世界初。約46億年前に誕生した太陽系の進化過程を解明する貴重な手掛かりになる。はやぶさは月より遠い天体に着陸し、地球に戻った最初の探査機となった。姿勢制御装置やエンジンの故障が相次ぎ、予定より3年遅れたが、運用チームの努力と工夫で乗り切った。
豪州の現地探索隊は、大気圏突入時の流れ星のような発光現象を確認。パラシュートで落下中のカプセルからの信号電波も受信し、ヘリコプターで着地を確認した。回収後、宇宙機構相模原キャンパス(相模原市)に搬入する。砂粒が入っているかの判明は時間がかかる見通し。はやぶさ本体は通信終了前、最後の地球撮影も行った。
記者会見した責任者の川口淳一郎教授は「応援されたすべての方に、ミッションを完遂できたと報告したい。最後は、はやぶさ自身に助けられた」と話した。
はやぶさは2003年5月に鹿児島・内之浦から打ち上げられ、05年9月に地球と火星の間にあるイトカワ近くに到着。カメラなどで詳細に観測した後、同年11月に着陸と離陸を2回繰り返した。岩石採取装置は作動しなかったが、着陸時に砂が舞い上がり、ふたを開けておいたカプセルに入った可能性がある。ミニ探査ロボットの投下は失敗した。
カプセルに砂が入っていなくても、イトカワが過去の天体衝突で生じた破片が集まってできたことを解明した観測成果は、世界的に高く評価されている。同機構は、イトカワとは別タイプの小惑星を目指す2号機も計画している。
「はやぶさ」最後の力で撮った故郷(読売新聞) - goo ニュース
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(この記事は結構詳しい:2010年6月14日08:45)