ベトナム人の訪日観光で北海道は函館で十分と考えます。函館の夜景はベトナムのダナンの人たちには必ずウケます。なぜならこの写真はダナンのソンチャー峠から見下ろした夜景です。函館の夜景と本当に似ています。港で発展してきた様子は彼らも理解するでしょうが、百万ドルの夜景の価値をどう説明するか、歴史的背景をどう説明するか、ノウハウは多分インバウンドの多い函館側の観光局にあるはずです。函館山ケーブル乗り場の建物の中に名前が入るキーホルダー売りがあります。1個1800円の金ピカでHokkaidoが好きなベトナム人には格好のお土産です。また五稜郭タワーには巨大なイカ干しがあります。これも十分ウケる事は確認済みです。函館側フェリー乗り場のレストランも充実しています。サーモン定食、イクラ丼定食は、サーモン好きなベトナム人には価値ある1000円でしょう。ここのお土産店のキーホルダーも種類が多いです。
日本式スーパーでの買い物体験が果たして訪日観光になるのか、という点について少し話しましょう。私の嫁はベトナム人ですが、川内やむつのスーパーでダイコンやイチゴ、毛ガニやホタテの写真を撮っては直ぐにfacebookでベトナムに送ります。FBでの紹介や自慢が好きな国民です。ベトナムには無くて青森では当たり前の物がスーパーの随所にあるのですね。ディスプレイがきれいだ、というのもポイントです。ベトナムからのFBで輸入物シャインマスカットの写真が送られてきました。日本のブドウと同じくらい美味しいと教えながら皆で食べたそうです。60万ドン(3千円)です。ベトナムには美味しいブドウがありません。また、ダイソーなんかもベトナム嫁は大好きですね。ちょっとしたモノでもベトナムに無いモノが安いので大量買いしますね。私は後ろから付いて行き、高い安いを解説しながら減らそう減らそうとします。
農産物を海外輸出するためにはボリュームが必要で、現在材料はポツポツあるが若い労働者が少ないのが現状、という事でした。しかしながら、新規就農者が増えているのは東北では青森だけと聞いたことがあります。データを見ても2006年の年間100人から2013年は260人に増加していますね。減少しているのは新規学卒なのですね。Uターンの新規参入は増えています。つまり、小中高生に地元農業の魅力を感じてもらう事が重要だと思うのです。「苗プロジェクト」の「ブドウ、イチゴ、キウイのプレゼント栽培」は、この辺の栽培心の種蒔きも考えたのです。