ベトナムはお正月4日目です。今日の訪問客に食後の果物を青森リンゴで試してみました。もう何度も試していますがベトナム人も色々居ると思います。ベトナム人6人にフジをむいてあげました。そこで初めての体験、私がリンゴをむいている所を写真(動画かも)撮られました。何が珍しいんでしょう、と言う感じです。多分日本人の優雅なリンゴの皮むきをfacebookにアップするのでしょう。1個を6等分して更にそれぞれ半分にしてあげました。残念ながら蜜は少ししか入っていませんでしたが、シャリシャリあっと言う間に食べてしまいました。3切れ食べた人が2人居ましたので1切れだった人は面白くなかったでしょう。小さな戦いですが大事です。このお客さんは来年のお正月にも必ず言い出すでしょう。
昨年NPOに協力した「炭プロジェクト」について関わった部分の反省をしてみます。実はNPOとの付き合いはごく浅く、キッカケは一昨年議会説明会に参加したした時に声を掛けて頂きました。まだ2年経っていませんね。炭窯再生のお話を聞いてから直ぐにクラウドファンディングの相談に市役所窓口に行きました。プロジェクトシートのドラフトを作って持って行きましたが内容は殆どボツでした。公開していない様式シートというものもありましたね。添削され作り直して3~4回ほどフィードバックをしたでしょうか。実は悩みのポイントはお礼品でした。「炭」をお礼品にする手もありましたが一般の制作物とは異なり数量品質の確保と出来上がるまでのタイムラグのリスクがあり断念しました。私が直接ハンドリング出来ない事が多かったのです。時間的にも次の訪越までの2ヶ月間で完結させる必要もありました。その結果お礼品はベトナムものをメインにしファンド期間は24日間になりました。このお礼品の選定に苦労される起案者は多いのではないでしょうか。あまり凝った物では支援金が大きく目減りしますし準備する時間や手間が大変です。ふるさと納税のように物産品とタイアップして選べる仕組みがあれば良いのかも知れません。お陰様で3番目のファンドとして無事完走できました。ご支援ご協力頂いた皆様には大変感謝いたします。なお目的のBBQ大会は無事行われましたが、肝心の再生窯はその後ヒビが入るなどして修復の可能性を検討していると聞いています。その間は先に完成した小さい窯で対応しているようです。少なくとも「下北唯一の炭作り」はほぼ消滅の危機から継続の方向になった事が大きな成果だと思っています。この後できれば子供たちの「植樹イベントの果樹苗プレゼント」に繋がり、むつ市の90%と言われる川内の森林保全に流れが向かえば良いなぁ、と思っています。
栽培中のキウイの写真(10月)が有ったので載せておきます。右の大きなキウイは種から育てて3年、左の1mくらいのキウイは脇野沢から貰った挿し木から育てて2年です。結実は未だです。私は以前からこの家庭菜園でも実績のある「イチゴ」「ブドウ」「キウイ」を使ったまちづくりを提唱しています。小学生などの「植樹イベント」のお土産にこれら果物の苗をプレゼントして「栽培心も育てる」という考えです。この3点はスイーツや加工品などの地場産業としての開発も有望です。都会のホテルバイキングなどではスイーツ食べ放題が予約でいつも満員です。既にイチゴとブドウの栽培は先行している企業がありますのでキウイを今後確実にモノにしたいところです。この3点は結実が結構早いので結果が早く出てきます。地域の気候に適合した物を中心に「食」と「収穫体験」の展開が出来るのではと考えています。
ベトナムでは実は子供の2人っ子政策が敷かれていたようです。私も知りませんでした。中国の一人っ子政策は有名ですよね。ベトナムでは党員、軍人、公務員など2千万人が該当し子供が3人以上だと左遷、減給されるのだそうです。29年間続けたこの政策を年内にも廃止する方向のようです。これが解禁すれば増えてきた富裕層、中間層や貯蓄率の高い祖父母世代の子供向け消費が更に上向きます。子供関連は服、食品、玩具、教育、家、自動車、保険などの増加が期待できます。既に動いている企業もありビングループやタカラトミーなどはその良い例だそうです。今後他の日本の企業も続いてくるだろう事は簡単に予測できましょう。
ベトナムも新年を迎え昨年の反省をして考えてみました。これは木下さんの街づくり著書を拝見して思った事です。昨年当店もダナンの日越文化交流フェスティバルの露店に出店して結構なお客さんに利用してもらいました。3日間でしたが初日の様子から2日目はレイアウトや出し物を変えたり工夫しました。客数が伸びた事でかなり満足したのですが、客数の割に3日目は売り上げが少し落ちました。それでもトータルで考えるとPR効果も出たためかその後のお店のお客の数も増えました。まあ初めてだし、これで良しとしてしまいました。しかし冷静に考えるとお客の多い3日目がなぜ売り上げが落ちたのか、2ヶ月目には落ちてきたPR効果を維持する工夫は出来なかったのか、検証しなければならない点が幾つもあったのです。当日作業分担の明確化や時間帯でのシフトなど実はマネージメントの弱さもありました。私自身、従業員それぞれの力量を把握していなかった点も大きな反省点です。ウロウロする男性従業員たちに的確に指示を出して注文を捌いていたのは女性従業員たちだったのです。今思うと数の罠にはまっていたのですね。やはりイベントはやりっぱなしではいけませんね。
ベトナムはTPP発効で最も恩恵を受ける国だと言われてきました。ベトジョウでも言っていますが、TPP準備で既に制度改革を進めておりベトナム企業の市場拡大の機会を作り出して新たな発展段階に入っています。またEPA、EVFTAの利用拡大、更にはRCEPが発効すればベトナムは多くの恩恵を受ける事でしょう。昨日会った日本人の方も既にベトナムへ日本から技術移転をして拡大していると言っていました。現在もハンドリングは日本人という事です。悩みはお年玉の人数が増え過ぎた事だそうです。
まあベトナム人はdi choi(遊びに行く)のフレーズを良く使います。イコール家族や友人との時間を過ごすという事でhanh phuc(幸せな時間)という事ですね。昨年オープンしたアジアパークという新しい遊園地に行ってきました。ここは10年くらい前は造成途中のまま長く放置されていて謎の大きな滑り台だけがポツンと残っていました。仕事をしていたビルから良く見えていたのです。ここのジェットコースターなんかは少し怖いです。振り落とされないかな、くらいです。クマの曲芸をやっていました。大玉や自転車、バイクに乗ってグルグル回ります。まあ大人しくて言う事を良く聞くクマです。2頭出てきましたが少し痩せているのが気に掛かりました。ダナンは日中晴れるともう陽射しが強くて日影で無いと見学出来ませんね。レンタル日本浴衣5万ドンで写真撮影のサービスもありました。入園料チケットは一人20万ドン(千円)です。
レストランその他お休みが多い中、カフェは結構営業しています。朝から超満員です。嫁によるとお正月前は若い男性客、お正月後は若い女性客が多いんだとか。元旦の今日、ダナンで定番のハイランドカフェに行きました。なるほど女性客で一杯です。90%はスマホをいじっていますね。
テト正月の間は8割のお店は休みます。従業員が殆ど帰省するからです。当店も2/6まで休みです。カフェなどはやっていますね。超満員です。朝一で当店の前の歩道にバイクがギッシリ並んでいてびっくりしました。お店から出られません。これはカフェのお客さんのバイクですね。お店の休みの張り紙を見て勝手に置くんですね。嫁が大声でカフェの従業員にどけてくれるよう言いました。義兄のレストランはお正月も営業するそうです。嫁によると一般にお正月に従業員が働く場合は日当が5倍になるそうです。確かにお客さんの数は倍増しますが人件費も高いという事ですね。義兄の所は身内が手伝いますので可能な訳です。
昨年は無かった事に「桜広場」があります。花市とヘリオセンター(子供の遊技場)の間に桜広場がありました。ハノイなら桜並木も可能ですが、ここダナンで桜は育ちません。良く見るとイミテーション造花ですね。まあ雰囲気は出ています。この桜広場で写真を撮る女子が多いのです。アオザイ姿やコスプレ風な衣装を着ています。どうも衣装のレンタル屋さんがあるようでした。昨年の日越文化交流フェスでも目立ちましたがダナンのコスプレ人口は高いと思います。
ベトナムのお正月が明けました。街は結構静かですね。爆竹や大騒ぎは禁止されているとか。直ぐに家を出て入ってくれ、と言われました。ソンダッですね。新年最初の訪問客がその運を家に連れてくると言います。私の運など引っ張らない方が良いと思うのだけど・・・。
ベトナムニュース専門のベトジョーによると日本の干し柿がテト正月に人気らしいです。そう言えばジョリーマートでも見ました。以前ブログでも書いていますが、寒い青森の渋柿は輸出に使える可能性が有ります。いや家の渋柿は焼酎で渋柿抜きすれば売っているモノより美味しいです。渋が抜けるまで鳥や動物の食害にも大丈夫です。11月の収穫なので畑が終わった後の作業です。硬いまま輸出して現地で渋抜きすれば作業人件費も安く済みますね。渋柿15個入りで300万ドン1,5万円と言っています。
ベトナムのテト正月前にはアチコチで花市が立ちます。ここダナンでも中央の公園で大規模な花と植木と彫刻なんかが一堂に会して売られています。さて2時に集合という事で嫁は化粧し始めました。アオザイを着てこの花市で撮影会ですね。昨年はニュージーランド産のイチゴを買いましたが、今年は撮影に専念です。ちょっと珍しい果物の木を見つけました。「仏手柑(観音様の手)」とか言うらしく漢方的な使い方をするのだとか。日本で買えば果物一つが3千円くらいだとか。花市は数で言うと多い順に「金柑」「ウメ(と言われている)」「キク」「モモ」でしょうか。このウメの木が驚きで大きな物には「1ty」とかプレートが付いています。1tyは500万円ですね。
ベトナムのお正月の木と言えば「金柑」「モモ」が飾られます。当店でも金柑の木を毎年買っています。商売繁盛、子孫繁栄の意味があるのだそうです。次々と花が咲いて実は付くのですが半年くらいで枯れてしまいます。昨年はモモもツツジも買いましたが枯れました。正月過ぎたら畑に移植すれば長生きするような気もしますがここではちょっと無理ですね。多分ほかの家も同じように毎年買っては枯らしているのだと思います。大きな鉢ごと引き取るビジネスが出てきても良さそうな気もします。