福井の配置転換

　福井が都内のグラウンドで早大時代の同僚である西武の大石と行っている自主トレを公開しました。

　野村監督は、今季は福井をリリーフとして起用するプランを持っていることから、中継ぎ専門になる可能性が高くなっています。福井本人は先発のが希望だと思いますが、昨季の成績が2勝3敗であり、終盤はリリーフに回っていたことを考えると、希望を言える状況ではないことを本人も理解しており、今季は言われたところで投げる覚悟をもって自主トレに臨んでいるようです。

　今季の先発陣は前田健、大竹、野村、バリントンの4本柱に今井が加わる可能性が高く、残り1枠は斎藤、篠田らの左腕が入ることが予想されます。そうなると福井はローテ入りが難しくなってくるので、この配置転換は当然考えられることです。また、福井の力のある直球を活かすこともできます。
　
　福井にとっては本意ではないかもしれませんが、今村のようにリリーフで適性を見出すかもしれないですし、リリーフで結果を残せばローテ投手が崩れてきた時に、チャンスが巡ってくるかもしれません。先ずは与えられた役割をしっかりとこなすことが大切だと思います。福井も背水の覚悟で臨んでいるようなので、今村とミコライオに繋ぐ勝利の方程式の一角になることを期待しています。

大野氏、外木場氏が野球殿堂入り

　野球体育博物館の表彰委員会は、今年の野球殿表彰者を発表し、プレーヤー表彰では大野豊氏を、エキスパート表彰では外木場義郎氏を選出しました。
　昨年の北別府氏と故津田氏に続き、2年連続で元カープの選手が選出されました。2年連続同一球団のOBが選ばれるのは初めてのことだそうで、年始早々に幸先の良いニュースが飛び込んできました。

　大野氏は軟式野球出身ながら、88,97年に最優秀防御率を、91年には最優秀救援投手のタイトルを獲得しました。外木場氏は、68年に完全試合、65,72年にノーヒットノーランを記録し、75年には20勝を挙げてチームの初優勝に貢献しました。

　カープのOBが2年で4人も殿堂入りしたことはとても嬉しいことです。特に大野氏は昨年まで投手チーフコーチを務めており、現役選手にとっても身近な存在なので、選手たちも刺激を受けているのではないでしょうか。
　選手たちも殿堂入りできるような活躍をして、カープに黄金期を再び築いてほしいです。まずは、この受賞の流れでリーグ制覇といきたいですね。

新人合同自主トレ始まる

　新人7選手が大野練習場で新人合同自主トレ開始しました。トレーニングコーチの指導により、体幹、ランニング、ノックなどのメニューをこなしました。また、練習の合間には、自主トレ中の栗原に自己紹介するなど、プロとしての充実した初日を終えたようです。

　まだ初日ということで軽めのメニューだと思いますが、慣れない環境で初めてのトレーニングもあるでしょうから、まだ体が付いてこないこともあると思います。張り切り過ぎて、飛ばしすぎないようにしてほしいですね。いきなり故障しては、元も子もないですから。
　でも、春季キャンプに向けて、プロの練習に耐えられる体力作りはしっかりとしないといけないので難しいと思いますが、キャンプインまでの約3週間、充実した日々を過ごしてほしいですね。

新人7選手が入寮

　新人7選手が大野寮に入寮しました。新人合同自主トレーニングは明日から始まります。
　ドラフト1位の高橋は、高校の先輩で、カープOBでもある衣笠氏の直筆サイン色紙を持参したとのこと。色紙には「忍耐」と書かれてあるそうで、これからカープの厳しい練習が待っていることが暗示されているのでしょうか。
　高橋の素質は素晴らしいようなので、色紙の言葉通り厳しい練習に耐え抜いて、早く素質を開花させてほしいですね。

　新人選手は、これから本格的にプロとしてスタートを切ることになります。高橋だけでなく、大野でしっかりと練習を積んで、早く1軍で活躍できる選手に成長してほしいですね。


　球団は、春季キャンプの日程を発表しました。今年は沖縄市営球場が改修工事中で使用できないため、日南市でキャンプインして2月1日から27日まで行います。オープン戦や練習試合に出場する選手は21日に沖縄に移動するとのことです。

　例年は温暖な沖縄でスタートしますが、日南は気温が低いと思われるので、選手の体調管理が難しくなるかもしれないですね。いつもとは違う環境なので、ケガだけはしないように注意してほしいですね。

堂林自主トレ公開

　堂林がマツダスタジアムでの自主トレーニングを公開しました。観客席の階段を使ったトレーニングや打撃練習などで精力的に汗を流し、春季キャンプに向けて本格的に始動しました。
　
　昨季は将来性を買われて起用されていましたが、今季は実力で三塁のレギュラーを取らないといけない立場となっているので、気合の入れ方も相当強いと思います。
　今のところ三塁の有力なライバルは見当たりませんが、昨季のようなプレーをしていてはレギュラーははく奪されるでしょう。
　打撃はもちろん、守備面もレベルアップしないと、三塁の定位置は守れないので、キャンプでは成長したプレーを見せてくれることを楽しみにしています。

　また、今季から野村監督の現役時代の背番号7を継承することで、プレッシャーもあると思いますが、それも力に変えて、更なるレベルアップをしてほしいですね。今季は堂林が大化けすることを願いたいですね。

　

前田健契約更改

　前田健が2度目の契約更改交渉に臨み、6,000万増の2億1,000万円+出来高で更改しました。これでカープは全選手の契約更改が終了しました。

　前回12月19日の交渉では、2億円から1,000万円の上積みがありながらも保留して越年となりました。今回の交渉は前回提示から更なる上積みはありませんでしたが、すんなりとサインしたようです。

　前回の交渉で球団とじっくり話し合うことができ、自分の考えも伝えらたので、希望額に満たなくても、本人の気持ちの整理ができたということでしょう。

　前回交渉後は球団は上積みをする考えが無く、前田健の態度次第では長期化の可能性もありましたが、前田健にとっては金額だけが判断基準ではなかったことから、スッキリと交渉がまとまりました。
　たぶん2回目でサインすると思っていたので、あまり心配はしていませんでしたが、実際にサインするまでは気になっていたので、これで完全に心配は無くなりました。
　
　全選手の契約更改が終わり、いよいよ今季に向けてのスタートを切った感じがします。またシーズン開幕前にはWBCも控えており、今季は例年以上にワクワクしています。
　日本が3連覇を果たし、カープもリーグ制覇を果たして、今秋には最高の喜びに浸れるシーズンになってほしいですね。

ドラ1高橋の将来性

　ドラフト1位の高橋が5日に龍谷大平安高校のグラウンドでトレーニングを開始しました。ロングティーでは推定飛距離140mの豪快な当たりを放ち、持ち前のパワーを披露しました。また、今季の目標として、1回だけでも1軍で出ることを掲げました。
　
　この日は合計40スイングで2本の柵越えを放ちましたが、打球を飛ばそうとし過ぎたとのことで、不満げな様子だったとのこと。それでも、久々の本格的な練習で、いきなり特大弾を放つところに将来性を感じました。
　
　龍谷大平安高の原田監督によると、飛ばすことに関しては、同校OBで西武の銀仁朗より上と太鼓判を押したそうです。
　将来の主軸候補としての素質は十分にあるようなので、あとは如何にプロの球に対応できるかがカギになりそうです。まずは2軍でしっかりと鍛えてもらい、プロの投球に対応できるようにならないといけませんね。

　今季の目標である1軍昇格は簡単ではないと思いますが、高卒1年目であっても支配下登録選手である以上は、1軍を目指さないといけませんので、1年目のシーズンが終わるまで、その気持ちを忘れずに持ち続けてほしいですね。

今季の目標

　少し遅くなりましたが、あけまして、おめでとうございます。今年も1年よろしくお願い致します。
　今季こそは、念願のCS進出を果たして、リーグ制覇したいですね。チーム力も上がってきたので、決して夢ではないと思っています。選手を信じて応援しましょう。

　新年を迎えて、選手たちも今季の目標を掲げているようです。その中にどの選手もCSに出ることという目標が入っているように感じます。
　昨季はあと一歩のところでCSを逃したことで、選手も悔しい気持ちが強かったと思います。それが今季の目標となって表れているのでしょう。

　今までは個人目標ばかりが目についていましたが、今季は各選手がCS進出という強い気持ちを持っており、チームが一つにまとまってきたということでしょう。チームの勝利を目指して、チーム一丸となって戦うことができるようになれば、競った試合でも白星を挙げていくことができるはずです。
　
　今季は多くのファンが、最近では無かったくらい大きな期待感を持っていると思います。あとは選手がその期待にプレーで応えてほしいですね。