この身 一つ
つぶやきは
虫がすだくように
土に溶ける
空を見ていた 真夏の
いくつもの巡り
また やって来る
胸の入道や
夕刻の驟雨が
どこかで
タブラーがうねり 唸る
深い 大地と接触する
愛撫するように 歩いたら
その 一歩の意味を 考える
夕暮れは無心に歌う 極彩色で
このアスファルトの道から
地霊を揺り起こしてやる
夜のクライマックスを感じるまで
つぶやきは
虫がすだくように
土に溶ける
空を見ていた 真夏の
いくつもの巡り
また やって来る
胸の入道や
夕刻の驟雨が
どこかで
タブラーがうねり 唸る
深い 大地と接触する
愛撫するように 歩いたら
その 一歩の意味を 考える
夕暮れは無心に歌う 極彩色で
このアスファルトの道から
地霊を揺り起こしてやる
夜のクライマックスを感じるまで