朝早い6月の蓮池に
灯が点る
月明かりが照らし出す
その青々とした蓮の葉
葉の上に水の零れて夢は繰り返す
清涼の蓮華座を作りだしていた
一たび仏ら蓮の葉に座すと
蓮池一帯は夜明け前にもかかわらず
黄金に輝きを増す
月が彩りを添えて
借景の山々を取りむと
おもむろに浄土が現れる
果て浄土とはいっても
この娑婆世界とは離れてあるものでは有り得ない
美しい蓮池が有るのなら
そのままそれも娑婆世界の出来事
荒れ狂う退廃とニヒリズムに負けず
もっともっと美しい事を夢を語ろう
この手で掴み取る美
この世を浄土とかそう
娑婆世界の混濁を持ったままで
灯が点る
月明かりが照らし出す
その青々とした蓮の葉
葉の上に水の零れて夢は繰り返す
清涼の蓮華座を作りだしていた
一たび仏ら蓮の葉に座すと
蓮池一帯は夜明け前にもかかわらず
黄金に輝きを増す
月が彩りを添えて
借景の山々を取りむと
おもむろに浄土が現れる
果て浄土とはいっても
この娑婆世界とは離れてあるものでは有り得ない
美しい蓮池が有るのなら
そのままそれも娑婆世界の出来事
荒れ狂う退廃とニヒリズムに負けず
もっともっと美しい事を夢を語ろう
この手で掴み取る美
この世を浄土とかそう
娑婆世界の混濁を持ったままで