5月の風が
ゆさり ゆさりと
カーテンを揺らし
古い中国の詩が思い出されて
眉に細墨を引いて
薄物の着物に身を包んだ
貴婦人の残り香が漂う
唐の目抜き通りに
一人佇み
詩を練っている
それは私で
何時生まれても
どこで生まれても
こうして詩作に耽っている
強い酒も煙草ももういらない
慇懃に誠実に
人生と向き合い
日々の感嘆を述べるのみ
ああ
5月の麗しい風が
ゆさ ゆさとカーテンを揺らし
私は夢見心地
また転生の思い出に浸っている
ゆさり ゆさりと
カーテンを揺らし
古い中国の詩が思い出されて
眉に細墨を引いて
薄物の着物に身を包んだ
貴婦人の残り香が漂う
唐の目抜き通りに
一人佇み
詩を練っている
それは私で
何時生まれても
どこで生まれても
こうして詩作に耽っている
強い酒も煙草ももういらない
慇懃に誠実に
人生と向き合い
日々の感嘆を述べるのみ
ああ
5月の麗しい風が
ゆさ ゆさとカーテンを揺らし
私は夢見心地
また転生の思い出に浸っている