山科川を遡行す
ブックオフで油を売って
その帰り道
山科川を遡行して行く
山間の川ゆえ堰が多い
水が堰へ落ちる直前の流れの緩い
溜まり水に真っ赤な桜の紅葉の葉
ゆっくりと小舟のように
流れにその身を委ねて
セキレイは餌をついばみ
堰の水が落ちる音は
我が憂いを消し去る如く
山科川を遡行す その2
陽が傾き始めた午後
山科川を遡行す
桜の落葉が道端に吹き溜まり
甘い香りを漂わせて
植物の死は動物の人に
悦楽を無償で与え
大地を肥やす
山科川の水はあくまで清く
透明で白鷺やセキレイが
餌をついばむ
我が聖地
ブックオフで油を売って
その帰り道
山科川を遡行して行く
山間の川ゆえ堰が多い
水が堰へ落ちる直前の流れの緩い
溜まり水に真っ赤な桜の紅葉の葉
ゆっくりと小舟のように
流れにその身を委ねて
セキレイは餌をついばみ
堰の水が落ちる音は
我が憂いを消し去る如く
山科川を遡行す その2
陽が傾き始めた午後
山科川を遡行す
桜の落葉が道端に吹き溜まり
甘い香りを漂わせて
植物の死は動物の人に
悦楽を無償で与え
大地を肥やす
山科川の水はあくまで清く
透明で白鷺やセキレイが
餌をついばむ
我が聖地