キリストが堕天使の砂礫こぼし続けグランドキャニオンに強烈烈風
『ダイアモンドの犬』デビッド ボウイ
未来の伝説
泥だらけの大通りには死体が
幾体か腐るがままに転がっている
そして赤いミュータントの達の目が飢えた街を見下ろすが
そこには車など走っていない
一万人の人間もどきが小さな部族へと分裂し
最も高くそびえる不毛の摩天楼へと隠れてゆく
そしてサファイアと砕けたエメラルドの紋章を持つ
レッグ・ウォーマー達…恐れていた通り
ダイアモンドの犬たちがそこに集まり
共食いを始めた 阿鼻や叫喚 七転八倒
これは大虐殺ではない
*1974年 ダイアモンドの犬ーデビッド ボウイー