ウォーホール左派

今日も作詩、明日もまた、本格詩人のブログ。

孤独の作法(歌詞)

2007-12-10 08:58:09 | Weblog
そしてドアを閉めて 一人の部屋

君は君自身の旅路を始めて
君の旅は たかだか歩いて三歩
君の旅は書物をベッドに持ち込むべきだ

FMラジオは70年代
サイケデリック 歌ってて
ふと見る空に月の影

眼球と文章の距離は30センチ
手に持つ書物は300グラム
ベッドライトに照らされて
読み始める書物


      朗読
{虚栄はかくも深く人間の心に
{錨をおろしているので、兵士も
{徒弟も、料理人も荷役人も、それぞれ
{自慢し、人の称賛を得ようとする。
{哲学者さえも、それを得ようとする。
             (パスカル パンセ)

{ある日 悲哀が私をうたはせ
{否定が 私を酔はせたときに
{すべてはとほくに うつくしい
{いろあひをして 見えてゐた
             (立原道造 午後に)

{あなたも蘭室の友、つまり日蓮の
{もとへ来て帰伏することにより、
{ヨモギのように曲がった邪信が、
{麻のごとくすなおな正信になる
{ことができるのです。
             (日蓮 立正安国論)

{いかに幸いなことか
{神に逆らう者のはからいに従って歩まず
{罪ある者の道にとどまらず
{傲慢な者と共に座らず
{主の教えを愛し
{その教えを昼も夜も口ずさむ人。
              (ダビデ 詩篇)



そしてドアを閉めて 一人の部屋

君は君自身の旅路を始めて
君の旅は たかだか歩いて三歩
君の旅は書物をベッドに持ち込むべきだ

FMラジオは70年代
サイケデリック 歌ってて
ふと見る空に月の影

眼球と文章の距離は30センチ
手に持つ書物は300グラム
ベッドライトに照らされて
読み始める書物

FMラジオは70年代
サイケデリック流してて
ふと見る空に流れ星

君の旅路はこの部屋の
一冊の書物から もう始まっている
いい旅を いい旅を

カルマ巡り(歌詞)

2007-12-08 23:32:37 | Weblog
おシャカ様の発祥の地
おシャカ様の取れた所

インド インドへ発車オーライ 決めて行こ
スキンヘッドの元祖様
ボーズ グズグズ 出発だ

袈裟着て うまく化けたって
おいらの目だけは騙せない

死人が出た日にゃ 大変だ
死体に集まる 野犬に 坊主に 烏

来世はインドで畜生道
喰っちまえ 死体を死体を 喰っちまえ
取っちまえ 香典 香典 取っちまえ



帝釈天の発祥地
インドラ インドラ 取れた所

ガンジス ガンジス おまえは死体
スキンヘッドの元祖様
ボーズ 死ぬ 死ぬ ドザエモン

因果は巡るよ どこまでも
野を越え 山越え 谷越えて
おいらの目だけは騙せない

来世はインドで畜生道
死体に群がる 業 カルマ
死体に集まる 野犬に 坊主に 烏

犬に生まれて 喰っちまえ
死体を死体を 喰っちまえ

坊主にうまれて 取っちまえ
香典 香典 取っちまえ

書店で泳ぐ(歌詞)

2007-12-07 08:29:13 | Weblog
書店で泳ぐ
書店で泳ぐ

意味の旅路に 心の旅に
ポケットマネーは必要だ
プールの水に飛び込むように
ワクワク ドキドキ ワクワク ドキドキ

書店で泳ぐ
書店で泳ぐ

意味の遊泳 優雅なものさ
握りしめた1000円札
紙と紙との交換だ
本を開けば意味の海


書店で泳ぐ
書店で泳ぐ

意味を買おう
意味は高値で取引される
意味は心を満たす食べ物

書物の森にハイキング
書物の森でランチタイム

書店で迷う
書店で迷う

表層の1ミリ(歌詞)

2007-12-06 09:50:17 | Weblog
ファウンデーション塗りいれ0・5ミリ
鏡の私に惑ってる
アイシャドーおさえめ0・1ミリ
鏡の私に恋してる
リップクリーム潤いの0・8ミリ
鏡の私はささやくわ

ナルシスのまなざし感じてる
目覚めの朝は
鏡の私と会話する
魅惑 誘惑 演出し
綺麗な私を引き出すの
表層の1ミリに惑ってる
彼さえ 私さえ


ファウンデーション塗りつけ0・5ミリ
鏡の私は笑ってる
アイシャドーおさえて0・1ミリ
鏡の私は不可思議ね
リップクリーム潤う0・1ミリ
鏡の私は流し目で

タナトスの笑を感じる
気だるい夕に
鏡の私は筋と骨
リアルなグロの解剖図
若さもいつか消え去って
表層の1ミリに惑ってる
私さえ 彼さえ

骨格の遊戯(歌詞)

2007-12-05 08:30:03 | Weblog
伸びゆく 骨格の遊戯
ピアノ つまびき 空に風

上腕骨 大腿骨 頭骨
尺骨 頚骨 頭蓋の美

重力 ゼロで 骨格は宙返る
重力 ゼロで 骨格は翻る

すらりと広がる 悲しい指に
空ろに響く エボニー アイボリー

白露の乾く間もない
午後の陽は

白糸の関節に染みゆく アダージョ
細く結び 音圧は崩れて



伸びゆく 骨格の遊戯
ピアノ つまびき 空に風

上腕骨 大腿骨 頭骨
尺骨 頚骨 頭蓋の美

重力 ゼロで 骨格は宙返る
重力 ゼロで 骨格は翻る

透ける白さの けだるい指に
重い運指の エボニー アイボリー

うす雲の 湿り落ちゆく
午後の空


白龍の娘

2007-12-04 11:00:26 | Weblog
龍の影を追う
内奥の土地で

龍の姿が見え隠れする
胸中の宮で


意味深に
瞳 輝かし

深く 遠く
私を導くがごとき仕草

妖艶の煌き
白龍の娘よ


下弦の弱い光の月
黎明の朝に
君の在る 方角に
切ない祈りを捧げている


この胸の奥深くに
突如 現れる
白龍の目の輝きは魅了し
追い求める 私を誘う

胸の重みに耐えて
今日も
君を
追い求めて


午前十時の雨

2007-12-03 10:14:35 | Weblog
日本列島を
雨雲が寄り添うように
駆け抜けてゆく
北では きっと雪が降るのだろう

ここで午前十時の雨を受ける
たゆむ心根を引き締めるような 寒さ
灰色の雲から滴る
甘い雨

ベランダに出て
オゾンの香りを感じる

肋骨が痛くなるほど
背骨が軋むほど
鼻から激しく吸気して
今日の空気はおいしいと
つくづく思う
ゆっくり細く糸のように吐く

呼吸を楽しむ
暖かな酸素が体中をみたして
たっぷりと幸せを感じたら

雨の日の空が
都市の色と似ているとでも書こう
くすみがとっても綺麗だと

午前十時の雨に魂が憧れて
この曇天を飛び回る

葬式坊主

2007-12-03 09:31:40 | Weblog
坊主・・・
キツネが化けて人だます
袈裟に執着 化けの皮

物の怪 坊主とその女房
高級外車を乗り回し
今日も銀座でお買い物

陰気な墓地に
パックリ開いた
地獄の入り口の

午前二時は異形の餓鬼と
デートの時間だ夢うつつ
死神 死神
檀家のGで死人がでるぞ!

お前にとってはメシの種
ゴニョゴニョやって
さっさとワシに魂わたせ

坊主やったが運のつき
嘘つき 欲深 不道徳
地獄のカルマ(行為・業) 天まで届く
呪い殺しもなんのその

地獄堕ちに
お供は『善良な魂』
俺はそれを食っている

檀家のGは正直者か
だったらさっさと地獄へ送れ!
綺麗な魂は白く光って美味しい・・・

これ 坊主!
死神の手先もまんざらでもあるまい

この世では華美な生活
死んで地獄でも
俺の手下と威張ってられる

Gが病院へ運ばれたとな
フ フ フ・・・
後は時間の問題

オイ 坊主 頼んだぞ


坊主を 斬る!

2007-12-02 12:45:08 | Weblog
墓場が 遊び場だった 
戦争ごっこに興じ
市街戦を模し 
空気銃を 発砲し
黒い墓石に黄色い弾丸を当てていた

陰気で湿りつくした土地に
坊主は墓守 餓鬼の似姿 欲深い

墓場にトーチカを掘り
骨壷を破壊し
葬られた 善男善女を解放する

墓守坊主は餓鬼 
飯粒を一粒づつしか食べられない
毎朝六時に呪縛の経をあげて
死者を侮辱するから

僕たちは 750年前に始めた戦争を 今も戦う


立正安国論 日蓮 日興ラインは 
仏教のターニングポイント

浄土は無間に堕ちて
真言で国 滅び
禅は天魔で
律 国賊
これは 我らが軍歌
歌いながら輪廻解放軍は戦う

コーラのビンにガソリンを詰め
坊主の庫裏を焼き尽くせ

日本の恥
日本仏教会


坊主を焼き殺せ!

おい!
ありゃ 人間じゃねえぜ・・・

家事

2007-12-01 19:26:40 | Weblog
棚の上を 覗く
踏み台をしつらえて 登る

確か 神棚があったように思う
古めかしい 品々が出てくるのか

その事は 成りゆきまかせ

棚の上を背伸びして
覗くのだ
手探りで

埃をかぶっても
振り払えばいい

踏み台をしっかり しつらえて

ふだん 見えない
棚を見つめる