上西郷小学校には八波則吉先生の銅像があります。
校門を入ってすぐ左手に大きなくすのきがあり、その下にあるのです。
今ではずいぶんとボロボロになり、あまり気にとめる人もいないようですが、少し前の年代(30代以上の人たち)の方たちの中にはこの銅像の下に書かれている文章がすごく印象に残っているということを聞きました。
きっと登下校のときに見ていたんでしょうね。
小学生の時にはわからなかったこの文章の意味が、ちょっと大人になった時に何か壁にぶち当たると「今にみていろ…」と頑張れる原動力になっているそうです。
上小の子供たちにも「今に見ていろ ぼくだって…」の精神をしっかり受け継いでもらいたい…と願います。
しいの木とかしのみ
思うぞんぶん はびこった
山のふもとの しいの木は
根もとへ草も よせつけぬ
山の中から ころげ出て
人にふまれた かしのみが
しいを見上げて こういった
「今に見ていろ ぼくだって
見上げるほどの 大木に
なってみせずに おくものか」
何百年か たった後
山のふもとの 大木は
かのしいの木か かしの木か
八波則吉作詞