かづの駄日記  ~ kadzuno・da・nikki ~

秋田県鹿角市から気ままに綴る、名も無き田舎者の喜怒哀楽、一期一会。

買うという権利

2019-03-10 17:06:27 | 日記
 消費税の10パーセントへの引上げで、消費活動が落ち込まないように政府はいろいろな対策を検討中の様です。
 その一つに、クレジットカードでの支払いの場合、何パーセントかポイントで還元を行うことも含まれています。



 私自身は随分前から大体1万円以上の支払いはクレジットカード決済をしています。
 年に一度利用しているカード会社から、年間利用額の2パーセント位の商品券が送られてくるのです。
 預金利息がほぼ0の昨今、2パーセントはとても魅力的です。
 但し、送られてきた商品券は全てブラックどらえもんの管理下になりますが・・・・
 そういえば 毎年数千円位ですが今年は車検が2台分有るのでいつもよりは少し多いかも・・・

 話が我が家の話題にになってしましましたが、「買う権利」についてです。

 老若男女、皆さんお買い物に出かけるのは楽しいものです。
 目的の有る無しにかかわらず、例えば商店街やショッピングモールに出向くだけでも時間はあっという間ですよね。

 高齢化と公共の交通手段が縮小され続けている鹿角では、住んでる場所から買い物に出かけることも
 ままならないいわゆる「買物弱者」の数は増える一方です。

 自分で商品を手に取るなどし、確認しながら買物をしている特に年配のご婦人方の活き活きされている姿にはホッとします。

 人手不足対策とか、働き方改革とか言いながら、レジの無人化はちょっと大きなスーパーでは既に導入されていて
 そのほとんどは、加えてクレジットカード決済可能なレジでもあります。

 インバウンド対策と謳い、支払いをクレジットカードのみに限定する店舗を増やすことさえ進められています。

 でもです、誰しもがクレジットカードを持てるとは限らないじゃないですか?
 今後は経済的理由でカード会社から受け入れられない方や、年金生活者や生活保護生活者は今まで通り支払いは現金です。

 よもやとはおもいますが、鹿角でも「カード決済のみ」のコンビニや食品スーパー、ホームセンターが出来ることだって考えられるのです。

 先日、アメリカフィラデルフィアで州が買物弱者の「買う権利」擁護として、カード決済のみの商店に対する規制条例を定めたというニュースが報じられました。

 現金で支払いをする権利を守る条例、日本・・いや鹿角でも必要な事にならなければよいなと一瞬思ってしまいました。

 消費税アップ対策のポイント還元は結局、富める者(カード会社含み)のみ恩恵が受けられる「差別制度」にほかなりません。