今日は過ごしやすいお天気でしたね・・・でも周りの田んぼや畑は先週からの雪が消えないままです。
冬タイヤに交換してから夏タイヤを平積みにしていたのがずっと気になっていました。
そこで今日は雨も降らない様子なので「タイヤラック」を作ることにしました。
使う材料は車庫の改築の時に出た廃材の「垂木」です。
でもこの材料を使ったことで予想以上に製作時間を要することになるとは、この時は判りませんでしたので、午後3時頃には出来上がるかなぁ~・・・などと、久しぶりの大工仕事をウキウキ気分で始めたのです。
スーパー爺さんが心配そうに偵察に来ては「アングルで作ぐればいいベネ・・・、簡単だしヤ丈夫だし・・・」と繰り返しささやくのですが、廃材利用は「環境にやさしい」と言っても理解は出来そうもないので一言「いのだ・・・、無駄遣いになるべしゃ・・・有りもの使う・・・」と・・・
しかしスーパー爺さんはこの材料が「曲者」なことをどうやら知っていたようです・・・
釘かビス留めで、四角く組み立てれば簡単だったのですが、どうせ作るならやっぱり「見栄え」も考えて、刻みと組みに挑戦しました・・・まぁこんなもんですが「手ぼっけ」な名も無き田舎物としては上出来です。
作る前には「キャスター」を付けて車庫の中で移動が出来るようにしようとしたのですが、やっと形になったのが午後4時を過ぎた頃、薄暗くなり始め今日のところは組み上げたところまで・・・時間を要した原因は使った廃材の「垂木」にありました。
実はこの垂木は落葉(松)、しかも築20年以上も経った車庫の廃材で完全に乾燥状態・・・木材加工に詳しい方ならこれだけでお分かりと思います・・・
一見真っ直ぐと思えるのですが「反り・曲がり」が激しく、組んだときに「トリ(垂直・平行)」が中々正確にならないのです。それに加えて硬く割れやすいのです。
通常落葉はまだ松脂が出るくらいの「生渇き」で使用します・・・その状態だと加工がし易く、釘打ちも簡単ですが、これが乾燥した状態になると、釘はもう歯が立ちませんし木材用ビスも無理にねじり込もうとすると熱で途中で折れてしまうのです。
その為、ビスを打つ所全てに今回は金属用のドリルで穴を開けてからの組み立てになってしまったのです。
組むところ一箇所づつ垂直定規を当てながらのビス止め作業、結局「キャスター」の取り付けと完成は明日へ持ち越しです。