かづの駄日記  ~ kadzuno・da・nikki ~

秋田県鹿角市から気ままに綴る、名も無き田舎者の喜怒哀楽、一期一会。

3億円事件 鹿角パークホテル再開問題

2020-11-21 09:56:47 | 鹿角(かづの)
この問題が、きちんとした論議で決められることを望んでいます。
旧鹿角パークホテルの営業再開問題・・・3億円事件



今週の火曜日(17日)にかねてから市長が新しい事業者での営業再開が出来るよう進めていると語っていた旧鹿角パークホテル営業再開について全議員協議会の席で提案されました。
私は報道内容しか見ていませんが「こんなやり方は税の私物化だ」と感じました。

まづは、経営不振で営業を断念した責任は市民には無い。確かに町のシンボル的な宿泊施設ではあるので、廃業には一抹の寂しさもあるし、近隣の商業者(特に夜間飲食店)には少なからずダメージが起きてはいますが、赤字続きの状態を続けて倒産してしまい、出入り関係業者に大きな迷惑をかけないための廃業であったことは全経営者の最善の選択だったと思います。

次に、建物は市の所有物ではない。新しく事業を始めるために建物や付属する土地、設備を購入しようとしたときに、購入希望者は事業の再開が可能かどうかをあらゆる面で精査するでしょう。当然、同様の事業をするのであれば建物設備の状態と補修や入れ替え費用は真っ先に検討しているはずです。今回は市の答弁から補修費用の内3億円を上限として補助、すなわち援助してあげたいとのことです。理由の一つには、設備の老朽化や劣化は保守を怠っていた前事業者のある為としているようですが、民間の商業施設の老朽化した設備補修に税金を投入するのか?これではまったく答えになっていない。最も以前、市の保育施設を、古い設備などを更改したのちに民間事業者に払い下げ?したことがあった記憶があります。その時は、同地区で子供の保育環境を維持する為にはある程度税金の投入も仕方のないことでした。が今回は民間施設、全く理解も納得もできません。
再建費用の算出は誰が行ったのか?新規事業者の言われるままの金額ではないのだろうか?もっとも、額以前に、何度も言いますが、自分の持ち物でもなく、何の責任もない建物になぜ市民の大切な税金を投入する判断に至ったのかが市民には今のところ一部市民の強い再開要望に応えるためとしか明らかになっていません。



なぜ急ぐのか?27日の12月議会初日に提案し採決を会期中に行いたい意向のようですが、本当にそれでよいのか?市民約2万9千人余り、一人10000円強のいわば寄付を一民間企業に行うことになります。この是非については市民への説明をしっかり行ったうえで賛否の判断をすべきでしょう。鹿角市民にとっては旧鹿角パークホテルの事業停止以上にこれは一大事件です。議員の皆さんの資質も問われる案件ですが、17日の全議員協議会前からこの情報は議員は知っていたでしょうに、誰一人具体的な市民へのアプローチをしなかったのはお決まりの(理由は、表に出せない案件だから)でしょう。でしたらまして議会での審議を途中経過を市民に伝えながら十分行うべきでしょう。この件は市長派、反市長派など関係のない、赤ちゃんからお年寄りまで全市民の理解が必要だという言動、行動に期待したいものです。

多額の補助を出すのなら・・・3億円もの大切な市民のお金(税金)つぎ込むのなら、営業再開を素人に頼むのではなく、ホテル業に精通した業者に依頼できたのでは?今回、事業を行う方は福島で大きなプラント(原発)に関わる方のようですが、ホテル、飲食関係の実績はどの程度お持ちなのかはわかりませんし、ふるさと鹿角の為に一肌脱いでいただいたと市長が語っているようですが、蓋を開けてみたら、新ホテルの関するものは全て鹿角市外から調達とか建物資産税等の免除、減免だとか、何よりこれも、いつもの手口ですが、3億では足らないのでとか、その時点では想定していなかった費用が出てきたとかで増額補正を組むなどのことが無いことを祈ります。



市民として、又気になることがあれば後日記載するとして、今日最後に一言  鹿角市長様、長くお勤めになられると、税金が多数の市民がどれほど苦労して納めているお金なのかが分からなくなってしまうのですか?これでは、国の前の代表の方と同じにみえて残念です。


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