その人をひそかに「バナナマン」と呼んでいる。
芸人ではない。
自治会ゴルフのメンバーだ。
毎回、大きく曲がるショットを放ち、それがばっちりバナナをイメージさせるからだ。
ドライバーショットがほんとうにヒドイ!
いったんシャ~ンと左に低く出て、知らない人なら内心(あ、いっちゃったな・・・)と思わせる。
ところが、そこから「キュイ~ン」と音が出ているかのように右へ曲がってくる。
結果、ボールは何食わぬ顔でフェアウェイに転がっている。
画像で言えば、左斜面に見える杉の林よりも左に打ち出し、そこから右に大きくカーブして、フェアウェイの芝色の変わったセンターに戻してくる感じだ。
アンビリ~バボ~
グリーンをねらうショットもお世辞にもナイスショットと言えない。
グリーンを大きく外れた左側から右へ戻してくるのだ。
手元にかえってこないだけで、それはもうまるでブーメランのようだ。
そんなバナナマン、昨年度の17ラウンドで算出したハンディキャップは9だ。
自治会シングルだ。
アンビリ~バボ~
信じられないものを見させられたあげくに信じられないスコアーで上がってくる!
ワタクシは敬意を込めて「バナナマン」と命名したのだ!
バナナマンのよいところはまったく球筋を変えないところだ。
調子悪いのかなと思う日でさえ、今日はちょっと曲がりがひどいなというくらいだ。
ゼッタイに右に曲がり、ゼッタイに左に曲がらない。
これぞバナナマンの持ち球だ!
その日の調子によって左を向く必要もない。
いつもセンターをねらってバナナボールを放つのだ。
だから・・・怒フェード?と言ったらいいのだろうか?
あ、分からん!
分からんが、こういうのを自分の持ち球というのだろうということは学んだ!
ワタクシはバナナマンが大好きだ。