長男の長男、つまり直系の初孫がとうとう小学校に入学する。
そこで一つ大事なことを教えてやろうと、ある日、それを決行した。
大事なこととは「ぼく」という呼称だ。
今までは家でも幼稚園でも、自分で自分のことをずっと「○○ちゃん」と呼んでいたが、小学校に上がると、そんなことはなくなるだろう。
「これはだれのですか?」
「ぼくのです!」
落とし物をしたら、そう言う。
「だれがしたのですか?」
「ぼくです!」
正直にそう言う。
これから「ぼく」は生活の必需品になる。
だんだんと自分のことを自覚する年になっていく。
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