6月29日(木)
いよいよ、「心臓カテーテルアブレーション手術」を受ける日を迎えました。段取りは次の通りです。
朝食抜き
8:15 点滴、尿道カテーテル(7年前と比べると痛みは穏やかだった)
ストレッチャーで地下1階の手術室へ移動
手術室に入ると大型モニター(40インチ以上)が3台以上設置、心電図の波形が多数表示
手術中に心臓やカテーテルの状況を確認する巨大なCT装置
目視はできなかったが手術を担当するドクター以外に多くのスタッフの方の話声が聞こえる
8:30 手術開始。右首と右足の鼠径部に局所麻酔。並行して注射による麻酔を受ける。
注射をする時の「チッカ」としたいつもの痛みだけである。カテーテルを射し込まれ血管の中を移動している
感覚は感じる。
手術中はややボーとしているが先生たちの声は聞こえる。時間の経過は分からない。
手術中に4回、胸(心臓周り)の不快感を感じる。4回目が一番きつかった。3月初めに感じた不快感と同じ感覚であり、
狭心症とは違うきつさを伴う不快感である。
これは薬品で不整脈(心房細動)を誘発して左心房のどの部位から不整脈を起こす信号が出ているかを確認するためのもの
である。これが出たと言うことは不整脈であると言うことの証である。
11:00 手術終了。病室に帰る。ここの時間は不確かである。無事に手術は終了した。
術後の痛みとは不快感は無かった。ただ、すべての体力を持って行かれた感じで全身のだるさを感じた。
妻曰く「顔色がとても悪かった」とこと。
手術後はベッドの上でじっとしている必要があり、これがきつかった。首と鼠径部にがっちりとした止血保護テープがとれ
たのが首の部分が2時間後、鼠径部が6時間後であった。それからは首と右足を軽く動かしてよくなった。起きてベッドの
縁に座れたのが良かった。
12時に昼食が来たが、まだ首を動かすことはできず、寝たままで昼食を食べる必要があり、デザートだけを残してもらい
他の食べ物は引いてもらった。妻に売店であんパンと牛乳を買ってきてもらい、それとデザートを食べた。
鼠径部の止血保護テープが取れて、身体を動かすことができるようになったので夕食は普通に食べたが、食べた後に急激な
吐き気を催しして、トイレで吐いてしまった。ただ、出てきたのは最後に水分だけで夕食の固形物は出てこなかった。この
後は、完全に吐き気が消えた。体力が削られていて胃も弱っていたのだと思う。半分だけをゆっくり食べれば良かった。
手術についてはここまでです。手術は成功したと思います。1ヶ月後に受診をします。それまでは抗不整脈薬と抗血栓薬は飲み続ける
必要がありますが、抗不整脈薬は朝・夕の2回に減ったのは幸いです。この二つの薬とできるだけ早くおさらばしたいです。
退院までの様子は次回に。