『科学の目で』原発災害を考える。 不破哲三(日本共産党 社会科学研究所長)を読みました。
11年5月10日に共産党主催の第4回「古典教室」おこなった講義のうち、原発災害に関する部分を整理・補筆したものです。
この冊子(150円)を読んでの感想が「日刊スポーツ」「毎日新聞」「朝日ニュースター」などで話題になっています。
これを読むと、現在起きている原発事故が起きるべくして起きたと、目から鱗です。
不破哲三社研所長さんは、講演の最後に①原発からの撤退を戦略的に決断する。②安全最優先の権限と責任を持った原子力の審査・規制体制を緊急に作り上げる(撤退しても後始末に少なくとも20年はかかる)と訴えています。
経産相が現在点検、中止中の原発を安全を確かめたから発電を再開して欲しいと関係する自治体に要請しているそうですが、どこでも「私には、安全性が解らない」と断られています。
私も目から鱗が落ちました。是非、ご一読を!