釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

12月8日 北東の風、再び

2022年12月08日 | 日記
船着き場で、出船の準備をしている頃から、北西の風が吹いていた。

「北東の風が吹き出す予報の前に、頑張りたいね」

「昼前位までは、やりたいね」

天気予報では、昼前位から、北東の風が吹く予報に成っている。


予報の的中が、少しでも遅れる事を願って、船着き場を離れる。


海上では、北西の風がやや強い。

北西の風に寄る、白波も出ている。


ポイントのベイト反応を確認して、竿を出す。

船が北西の風を受けて、流れる速さが気になるが…。

「流れる速さは、0.3ノット前後ですね」

「風が無ければ、潮が止まっているかも知れない」

そんな不安の中、最初のアタリが来た。




良型のカンパチ(ネリゴ)が、姿を見せた。

「今日も、良い調子であります様に」

心で願って、2度目の流しに入る。


ベイト反応が出始めると、アタリが来た。





良い感じで、竿が弧を描いている。

思わず「楽しいね」と、声を掛ける。





丸々と太った、ハガツオが上がって来た。

船の流すコースを、少しずつ変えながら流していく。

ハガツオ、カンパチ(ネリゴ)が、気持ち良く連発して来る。





その一方で、大潮の影響なのか、潮の動きがイマイチなのが気になっている。


急にアタリが止まったりして、戸惑う場面が出始める。

ベイト反応を確かめて、仕掛けを入れて行く。

アタリが来た。

「あれ? ラインが沖に出て行くけど、真下に突っ込んだりする」

「何だろう?」


タモに収まったのは、カンパチ(ネリゴ)とハガツオのダブル掛かり。

「どおりで、変な走りに感じたわけだ」




獲物を手にして、笑いが起きる。


釣果の数が、二桁を超して来た。

「ポイントを変えて、頑張るぞ」

と、自分に気合を入れるが…、風が、北東の変わって来た。

朝から残っていた北東のウネリが、急に高く成って来た。

沖目では、白波も立ち始めた。


仲間に電話すると「内場に移動中」と、話していた。

ウネリの間隔が狭い。


「引き揚げようか」

と、切り上げる事にした。



12月7日 ポイント選び

2022年12月08日 | 日記
ラインの入り方から、潮の様子を探る。

お客様のラインの入り方や、海面の潮の変化などから、下潮の様子を想像する。

「下潮が、押しているのかも知れないですね」

「二枚潮の様な気がします」

仕掛けを入れるとラインが北に流れるが、しゃくり始めるとラインが南に張り出していく。

「二枚潮になって、潮が交差していますね」





水平線の雲間から、朝日が昇る。

直ぐに釣りを開始するが、なかなかアタリに繋がらない。

コースを変えて、船を流していく。

最初のアタリは、釣り始めて30分経過した位の頃。




カンパチ(ネリゴ)が、姿を見せた。

しかし、その後のアタリが続かない。


後から来た一隻の船が、私が流しているコースに、いきなり錨を入れた。

「何するんだ」

と、少し怒りを覚えたが、ポイントを変える事にした。


一つ一つポイントを、探って回る。

良い感じの、ベイト反応が出て来た。


アタリは、早い段階で出て来た。

船を風に向けて立てて、バーチカルに成る様に調整していた。

姿を見せたのは、カンパチ(ネリゴ)。




「良い感じになるかな」

そう思っていると、近づいてくる船が見えた。

又しても、ポイントを変える。


この頃になると、それまで吹いていた北西の風が、止んできた。

船の流しが、楽になって来た。

アタリが、出始めた。






重量感タップリに、鰤が上がって来た。

「この竿、今日が初下ろしなんです」

初下ろしの竿に、釣果が着いた。

これは、嬉しい事だ。


続いてヒットしたのが、ハガツオ。




丸々として、前後左右に走り回る。


アタリの中には、針を切って逃げたモノもいた。

すぐそこまで来ていたのに、悔しいな…。

釣り上げた嬉しさと、逃げられた悔しさと、入り混じた。