出船前の船着き場。
「カンパチや鰤が釣りたいですね」
「釣れると良いですね」
「当たるかな」
「頑張りましょうね」
そんな会話を交わしながら、夜明けと共にポイントを目指した。
北西の風が、比較的、穏やかに吹いている。
ベイト反応が小さい。
潮も、下り潮が真南に流れている。
今日も、口切りはカンパチ(ネリゴ)からだった。
真下に突っ込む力強さが、釣り人にはたまらなく嬉しい。
早めにポイントを移動する。
まずまずのベイト反応が、出ている。
アタリが出て来るのは、早かった。
ベイトには、カンパチ(ネリゴ)が付いていた。
アタリが少なくなりつつあるカンパチ(ネリゴ)だが、もう少しは期待できるかも…。
次の流しで、又しても、アタリが来た。
ドラグ音が鳴ると、気持ちも高鳴ってくる。
ポツポツだけど、アタリが続く。
ジギングで、初カンパチをゲット。
振り幅の小さい、スロージギングにアタリが来た。
「ジギングに来る魚の引きは、強いですね」
カンパチを掲げて、笑顔が良い。
今日は、早めのポイント移動。
他のポイントには「もっと良いベイト反応が出ているのでは」と、思って移動する。
最初のアタリは、イトヨリダイ。
青物のアタリも、直ぐに来た。
良型のカンパチ(ネリゴ)が、竿を曲げて来た。
次のアタリは「重いです。走りません」と、ゆっくりと巻き上げる。
姿を見せたのは、アオハタ。
ハタ類が上がると、青物とは違う嬉しさが有る。
魚探に映るベイト反応が、少しずつ増えて来た。
ベイトが増えてくると、アタリも出始める。
カンパチがヒット。
次のアタリも、早い段階で来た。
「何か来ました」
真下に突っ込むあたりに「腕が痛い」と、頑張る。
ラインを巻きあげては、走られながら徐々に浮かしていく。
浮かんできたのは、鰤(ハマチ)だった。
「初鰤です」
ジギングで、初の鰤(ハマチ)を釣り上げて笑顔が輝く。
鰺も、良型がヒットして来た。
カンパチの時期が過ぎると、鰤が回り始める時期に成る。
もう少しは、青物が楽しめるかも…。