潮は、緩い上り潮が入っていた。
天気は、相変わらず南寄りの風が、強く吹いている。
空には、怪しい黒い雲が出ている。
雨や雷が、気に掛かる。
潮色も、青みが良い色になっている。
「頑張りましょう」と、仕掛けを落としていく。
ホール中に、何かがヒットして来た。
縦横に走り回る魚。
「ハガツオの様ですね」
走り回る力強さが、増している様に感じる。
ハガツオの、ダブル掛け。
ハガツオの群れが、いる様だ。
次々と、ハガツオがヒットして来る。
1キロは越している様だ。
「少しは、大きく成ってきましたね」
どうにか、その走りは楽しめる。
ハガツオが走り回る中、マアジ等もヒットして来る。
アヤメカサゴに、マアジがポツポツとヒットして来るが…。
やっばり、ハガツオの走りが速い様子。
そんな中に、ポイントを変えると、違うアタリが来た。
竿が、海面に突き刺さる様なアタリ。
「青物ですね」
「ゆっくり行きますよ」
少しずつ巻き上げて行く。
ライトな仕掛けだけに、慌てる必要はない。
姿を見せたのは、丸々としたハマチ。
元気が良い。
「虫が入っているかな」
「この時期だけに、居ないとは言い切れませんね」
血抜き処理をして、氷の中に納めた。
風は、南東の風が徐々に強くなって来た。
ウネリが出て、白波が立ち始めた。