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イボガエルと地震

2008年07月04日 | 地域
我が家の居間から3メートルばかり離れた所に小さな池がある。
7㎡位の溜池だ。その池に金魚や鯉など放していたが、この冬の雪でほとんどいなくなってしまった。

池の主が自分たちだけになったのか、今年のツチガエル、別の名イボガエルの鳴き声は凄かった。
3メートル側の窓際のテレビの音声が聞こえないくらい邪魔な鳴き声に辟易していた。
それが岩手・宮城内陸地震の2日ほど前からピタッと鳴き声がきこえなくなった。
テレビの音が聞こえないくらいの賑やかな鳴き声が消えて、2日ほどしたらあの地震。

今月6月14日の地震。震源地から直線距離で3、40キロしか離れていない当地の震度は5強と発表され、さすが揺れはかなりのものであった。
家のきしむ不気味な音と揺れの中で、この小さな池もたちまち濁ってしまった。

鳴きやんでしまったツチガエル。
まだまだ余震が続くからなのだろうか。

やっと鳴き声が聞え出したのが、地震発生から10日もたってからだったが、鳴き声が地震前より弱い。
ときたま思い出したように鳴き声聞こえるが、続く気配がない。

そして7月。
ツチガエルの鳴かない日は決まって余震がある。
今日は7月4日。
昼頃、余震があった。
今晩もあのにぎやかな鳴き声はないのだろうか。