新河鹿沢通信   

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スノーシューで里山散策

2013年02月05日 | 集落

今年は各地では大雪とは言うが当地方は昨年、一昨年と比較して積雪量は少ない。半分からせいぜい三分の二ぐらいだ。
今年も早くも立春、今日は時々太陽が顔を出す天気。
好天なので予てから楽しみにしていた里山へスノーシューで散策に出かけた。
自分が歩く範囲を考えれば、高価なものでなくても手軽なもので充分だ。
スノーシューとポールさえあれば格別な装備もいらず靴はホームセンターのもので違和感はない。


しばらく行くと無数の動物の足跡、一箇所に山うさぎの足跡は分かったが、下の写真の動物は自分には何なのかわからない。「きつね」だろうか。数匹まとまってにぎやかそうに歩き回った跡だ。杉林では四種類の足跡が見られた。今しがた通ったと思われるものもあったが、さすがその姿は見えなかった。


さらにしばらく歩くとこの通信「新河鹿沢通信」の名の由来のカジカ沢、水源から200m程下の沢にある土留工に積もった雪が目に入った。雪のない夏場からは想像できない姿。左右の雪が両脇から近づきスキンシップしているかにも見える。今にもなにか会話が聞こえてきそうな雰囲気で微笑ましくなった。


カジカ沢を過ぎ、初めてのスノーシューで歩く杉林は好天とも重なり好調だ。
一昨年、昨年と重い雪で折れたり、倒された杉は今年は少ない。それでも小一時間の散策で自家の杉に三本程の被害が確認できた。
写真手前の杉は樹齢約100年ほどのものだ。


下柴などの邪魔されず歩ける冬の里山は、夏にはとても気がつかないことを教えてくれる。
久しぶりの里山はなんと新鮮なことか。これからも行動半径を徐々に広めていきたいなどと考えて帰路についた。