新河鹿沢通信   

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20年前の今日 (大冷害) 

2013年08月20日 | 足跡

各地でゲリラ豪雨が絶えない。秋田はこの夏2回目の豪雨。さいわい当地方では被害は今ところないが、秋田県内各地で遭遇したことない荒れようで被害が出ている。
春先から低温傾向で古来からの言い伝えで、「巳年のケガチ」「巳年に豊作なし」が心配されていた。田植以降長雨が続き、日照不足気味だったがこの頃の天候回復で例年並みの作とみられていたが、この豪雨にまた平年作に懸念が生まれてきた。長期の雨模様の中で平年と同じような時期に出穂を迎えたが、まだ安心はできない。昨夜強い雨で早くも一部に倒伏がみられる。出穂したばかりの稲が倒伏等は今までそんなに経験はない。稲が日照不足で軟弱、登熟が進むとさらに倒伏の危険がある。今日も秋田は大雨洪水注意報、大雨の心配は東北全体に広がっている。

今年の出穂は8月7日前後だったが、20年前は8月20日頃やっとの出穂だった。ハガキ通信「河鹿沢通信」で「夏のない夏」八月のうぐいす①~④を発行した。以下はそのハガキ通信で今回再掲載して振り返ってみる。

河鹿沢通信 19号 「夏のない夏 八月のうぐいす」①

河鹿沢通信 20号 「夏のない夏 八月のうぐいす」②


このシリーズ1993.8.20から「夏のない夏 八月のうぐいすを①~④を、1993.9.7から「夏のない秋 実れ・あきあこまち」①~④を出してその後の状況をルポし発行した。

夏のない夏「八月のうぐいす」③と④

今年の春先「あきたこまち」種まきの時の雪降り、その後の低温で発芽が大幅に遅れたが5月になって天候の回復で「あきたこまち」は順調な生育に見えた。その後田植以降毎日のように雨模様。各地で記録更新の酷暑の中、秋田は暑いと云ってもやっと30度前後の中で出穂。
出穂期にゲリラ豪雨がやってきた。「巳年に豊作なし」の言い伝えの中、平年作が確保できるのだろうか。実りの秋はスムーズに進みそうにない。そこで20年前の今日(8月20日)を振り返って見た。


鶴田知也氏とコナギ  

                                          2013年07月30日