雷とからっ風 義理人情! 上州かあちゃんの毎日

赤城おろしの冷たいからっ風にも、日本一暑い夏の日にもめげず
頑張る上州かあちゃんの日記です

母の日なのに・・・

2017-05-14 19:30:51 | おばあちゃん

 実家でボケばーちゃんと同居の弟から

朝いちで電話がきました。

「ばーさんの、汚い服を捨ててくれ」・・・との事です

はい。はい。

わかってましたよ。おばーちゃんが、サイズの合わない服を着たり

ずいぶん古臭い洋服を着ていることは・・・

私も何度か、声をかけました。

一緒に片づけようと・・・

でもね~

年寄りは、なかなか捨てることはできないのよ。

急に服を片づけてしまったら

パニックになってしまうのよ。

ボケ症状が進んでしまう事だって・・・

私は、まだまだ自分で管理できているので

そ~~としておこうと思っていました

でも、同居の弟夫婦にしてみたら、

おばあちゃんが、汚い、みっともない恰好で

ふらふらされるのが嫌なのでしょう

その気持ちもわかります

ここは、かわいそうだけれど

娘の私にしかできない仕事かな・・・

実家に出向き

優しくおばあちゃんに声をかけました

「おばあちゃんさ~~そろそろ、暖かくなって

きたから、衣替えしようか~~。手伝うよ~~」・・・って

なかなか、タンスの中を触らせません。

最初のうちは、優しかった私の声も

段々大きくなり。

「もう何年も着てない洋服は、捨てようよ。」

ばあちゃん、ため息つきつつ

「そんなことは、私が死んでからやっておくれ・・・」

あ~~切ない、心が痛みます。

まったくその通り、衣類の整理なんて

本人が死んでからやれば、いいんだよ

なんだか、無性に弟夫婦に腹が立ちます

でもね~~

同居してたら、嫌なんだよね

ばあちゃんが、みっともない恰好してたら・・・

認知症番組で、「寄り添う嘘」

っての放送してた。

嘘をつくのは、本当につらい事ですが

「寄り添う嘘」つきました。

「おばーちゃん。タンスの中の衣類

クリーニングに出すね~~」

綺麗に洗って、来週持って来るよ

それでも、きれいだから、クリーニングはいらないという

おばーちゃんを、だましつつ、心を痛めながら

片づけてきました。

こんな切ない思いを、私の子供達には

絶対にさせたくない

余分な洋服、荷物は

今から持たないように、すっきり暮らせるように

心がけなくちゃ

 

なんだか、悲しい母の日でした。

お母さん、悲しい思いをさせて、ごめんなさいね

 

コメント
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