南とかちで遠隔ドーム、家でゴロゴロ天体撮像!!(笑)

えっちゃんが冷却CCDで深宇宙を撮像しています。

南十勝に遠隔操作で動くドーム2つを作り運営中!!

PixInsightによるノイズリダクションの方法!!

2018-03-17 10:15:52 | PixInsight

PixInsightによるノイズリダクションの方法は様々ありますね。

ここではACDNRを使用したノイズリダクションをご紹介します。

簡単にしかしていませんので、パラメーターの試行錯誤でもっと改善しそうです。

↓↓画像復元後のノイズの多い画像(特に星雲周辺をご覧ください。)

 

↓↓ACDNRを使ってノイズを軽減した画像

まあ、マシになりました。(笑)処理したくないところをマスクする、なんでもそうですが、

天体画像処理はマスクばっかりですね。(笑)

処理方法は以下です。

画像を開く

ProcessからADCNRを選択する

ApplyとLightness maskにチェック

一番下のLightnes maskのプルダウンメニューを開き、
previewにチェック

下の丸、リアルタイムプレビューを押す

黒い部分がマスクされる部分、白い部分がノイズリダクションがか明かる部分なので、
パラメーターを調整し、バックグラウンドが十分にノイズリダクションされるように
する
(Midtone Shadows Highlights)の三つのパラメーターで調整する

いいと思ったところで、Lightness maskのpreviewのチェックを外す

一番上のStvDevの値を色々変えてみる。

下の三角を画像にドラッグ&リリースをして試行錯誤

最後に四角をドラッグ&リリースして終了

 

 


M65&M66 撮像開始&改めてPixinsightの画像復元力に驚く

2018-03-17 07:21:28 | 系外星雲

M65&M66です。5分30コマ、計150分露出です。

(TSリッチクレチアン30cm STF-8300M)

まだまだ露出不足でバックグラウンドがかなり荒れていますが、

途中経過として載せてみました。

この5倍はL画像としてスタックしたいですね。

M66の周囲のハロがとても興味深いです。右上方に回転しているかのように

伸びています。(ブログに載せたらほとんどわからなくなっちゃいました。(笑))

スタック後、PixInsightで画像復元して明るさなどちょっと調整しただけです。

元画像とは全然違います。改めてPixInsightの画像復元のすばらしさを実感しました。


遠征用機材を大胆に処分中!!

2018-03-15 10:24:42 | 機材など

天文用品の処分を鋭意進めています。

 

遠征品を中心に処分しています。

もうだんだん縮小です。

もうほとんどすべて遠隔ドームで天文の趣味は終わりです。

嫌いな(笑)デジカメはEOS X5(改造)とちょっとした広角ズームと望遠ズームのみ

で、どうせほとんど撮らないので、処分してしまおうと思いましたが、

もしかしたら星景画像を撮りたくなることもあろうかと

踏みとどまりました。

大物も処分しますので結構手元に残ると思いますが、遠隔ドームの中型赤道儀用に貯金ですね。

すぐ買っちゃうかもしれませんが。

 

結構踏ん切りがつきましたので気持ち的にはさわやかです。

大好きな遠隔ドームとともに人生を歩みます。(笑)


Pixinsightで星マスクを作り、星雲のみにUnsharpMaskを掛ける方法!!(備忘録)

2018-03-14 10:17:06 | PixInsight

星雲などの含んだ画像にそのままアンシャープマスクをかけると、

背景の星も変になってしまいます。

そこで星マスクですが、Pixinsightで星マスクを作り画像処理してみました。

↓↓元画像です。

↓↓Pixinsightで星マスクを作り星を保護してアンシャープマスクを掛けました。

↓↓星マスクを使わず画像全体にそのままアンシャープマスクを掛けました。(星が全くおかしいですね。)

手順は以下の通りです。

画像を開く

Processから
HistogramTransformationを選択

no view selectedのプルダウンメニューを開き、今回画像処理する画像を選択

右下 三角 四角 〇から〇を選ぶ(リアルタイムプレビュー)

上から2段目の真ん中のスライドバーを左右する(右端のスライドバーは一切触らない)

大抵はぐっと左(向かって)に寄せると星雲が浮かび上がる(左に目いっぱい寄せる)

そこでまず四角を押す。(実行)

2段目にヒストグラムの山が出現するので、左と真ん中のスライドバーで挟む

すると画像がいい感じになる

画像の左ヘリにあるファイル名のタグを画像の中にドラッグ&リリース
するとclone画像が出現する(ファイル名にcloneと出てくる)

Processからstarmaskを選ぶ

一番上のノイズシールドのスライドバーを上げたりして、星雲が無くなる値を探す
星マスク画像にはstar_maskという画像名が付けられている

clone画像をアクティブにする

上のバーのimageからinvertを選ぶ

反転する

Processから、PixelMathを選ぶ

左下の方にある、Expression editorボタンを押す

PixelMath Expression editorの窓が開く

右上のimagesを押す

cloneを選択

一文字分(半角で)スペースを空けて+を押す
一文字分またスペースを空けてstar_maskを選択

clone + starmaskとなる

右下のOKボタンを押す

PixelMathの窓に戻る

先ほどのclone + starmaskが一番上に出現

下の方のcreate new image にチェックを入れる

下の四角(apply)を押して実行する

すると星雲が黒くて、星の部分が真っ白、背景が少しグレーの画像が出現する

上のバーのimageからinvertを選ぶ

反転して星雲や明るい星のみが白くなる

Processから
HistogramTransformationを選択

下の丸を押して、リアルタイムプレビューにする

2段目の真ん中のスライドバーを少し左に寄せて星雲のコントラストをよくする

四角を押してアプライ

作ったマスク画像の左上のファイル名を、処理したい画像の左上のファイル名の下に

ドラッグアンドリリース

マスクのかかっている部分は真っ赤になる(星雲はかかっていないので白いまま)

processからunsharpmaskを選択

amountの上のバー(上から2番目)の量を下げてみる(これはトライ&エラーでしょう)

一番上のメニューからMaskを選び、さらにshow Maskを選ぶとアンシャープを

星雲だけに掛けた画像が出てくる