よく言われることがある。
「昔から布の手仕事がすきだったの?」
ようするに、今の仕事は若い時から興味があったのか、ということらしい。
答えは「いいえ」
どう考えても手仕事工房なんて、手間暇かかることをやる予定は全くなかった。
ただ「布が好き」というのは、ずーっとありました。
ただし、好きが仕事になると・・・、結構厳しいものが。
それは、誰も同じでしょう。
そんなことを感じたのは今日ウインドウショッピングをしていた時。
買う予定などないのに、横浜のデパートで春の洋服を見て歩いた。
つくづく思ったら。今の若いお嬢様さまたちはたいへんですね。
これでもか、これでもかと可愛い、魅力的なファッションがあふれかえっている。
最初にふっと目の行くものが刺繍をほどこしたものだった。
そのあと気になったものも、オリエンタルなシルクのストール。
それも丁寧なループ刺繍がほどこしてあった。
やはり「好き」が動いていくのです。
仕事にしたのも「導かれた」からなのでしょう。
仕事を起こしたからこそ出会えた方々。
改めて、感謝です。