木綿、ウールの街着を「カジュアルきもの」と呼んでしまいましょうー、が今日のテーマです。
「きものが着たい、何から揃えればいいの?」
「鎌倉に友人とランチに行くのにぴったりのきものって?」
「5月中は袷わせでなければダメだと・・・、汗かくような夏日でも?」
そんな「?」を毎週金曜日、3か月ほど綴ってみたいと思います。
きもの入門の新人さんにおすすめの木綿とウール。
細かな特質は省きますが、汚れにも雨にも強く、お値段も庶民的。
何より今は、ハッとするようなおしゃれでポップな柄がたくさん出てきました。
昔のものはゴワゴワしていましたが、最近の木綿、ウールはとてもしなやかです。
帯は、ご近所、お仲間の集まりに半幅帯で。
着付けを習いにいらっしゃる方に毎度いうことなのですが、
「とにかく数着ることです、近所の八百屋さん、魚屋さんに籠下げてでかけて」と。
箪笥の中、開けてみてください、木綿、ウールのきものあるかもしれませんよ。
少しレトロなきものを着るときの気をつけなければいけないことは、
⑴きもの、帯どちらかは現代のものを合わせたほうが垢抜けた印象になります。
⑵足袋、半衿に柄物をごてごてともってくると野暮ったくなります。
⑶きものは、秋から5月ごろまでは裏地を付けた袷仕立てですが、木綿、ウールは単衣。
真夏以外着ることができます。皮脂や汗で汚れが無いか、生地が弱ってないか点検して下さい。
で、来週は、きものの下着肌襦袢、長襦袢、裾除けなどのはなしをしたいと思います。